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更新日:2025年6月25日
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獅子舞は、獅子の霊力にすがり魔払いをすることを本来の目的としたものですが、戸次(へつぎ)の佐柳(さなぎ)地区に伝わる獅子舞は次のような伝説に基づいたものといわれます。佐柳地区は江戸時代、臼杵藩領の佐柳村で、天保11年(1840年)には臼杵藩の代官所も設けられました。寛文年間(1661年~1673年)に村に大火があり、村人の家々はことごとく炎上したといいます。この火災の際にどこからともなく現れた二頭の獅子が田畑を荒らし村人を苦しめていたため、これを見た当地の若宮八幡宮の神官玉井某氏が京都岩清水八幡に事情を説明したところ、天狗の化身となり、小天狗二体を引き連れて帰り、二頭の獅子をなだめすかしながら連れ去ることで、村の難儀を救ったと言い伝えられています。佐柳宮流の獅子舞は地元の人々の努力により、今も大事に継承されています。