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更新日:2025年2月28日

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令和7年春季テーマ展示「オオイタ・モダン」【3月1日(土曜日)より開催】

1854(嘉永7)年の開国から明治維新をへて、多くの西洋文化が日本に流入し、明治から大正、昭和にかけて日本文化と西洋文化の融合が進みました。しかし、農村部では昔ながらの生活が営まれ、まだ古き良き日本の文化や風習が色濃く残っていた時代でもあり、今の私たちにノスタルジックな印象を与えてくれます。今回の展示では、近代の大分市の風景や市民の生活を描いた風俗画を展示し、当時の様子や暮らしについて紹介します。

展示構成

  • 第一章 『オオイタを描いた絵師』 

今回展示する風俗画を描いた絵師工藤長造氏は、大分市街地で看板屋を営まれていた方でした。工藤氏が太平洋戦争後に、記憶を頼りに描いた風俗画は、明治・大正の人々の暮らしや営みを、私たちに伝えてくれます。工藤氏の風俗画には、農村の様子や萩原の塩田、大分川での漁の様子など伝統的な暮らしや営みが描かれています。当時の人々はどのような生活をしていたのでしょうか。
 

住吉神社夏祭塩田

  • 第二章 『変わりゆくオオイタ』

工藤氏は当時の街中を非常にていねいに描写しています。1911(明治44)年に大分市制が始まった際に仮装行列を楽しむ人々、トキハ近くにあったカフェサンパウロで働くウェートレスと女中などが描かれています。また、仏崎公園の絵にはネクタイを締めた男性、白木海水浴場を描いた絵には水着を着用している人々が描かれています。大分市内を描いた風俗画からは、発展する大分が垣間見えるようです。

仏崎公園花見白木海水浴場

  • 第三章 『オオイタ・モダン』 

工藤氏の風俗画には、当時の人々が細かく描かれていると同時に当時使われていた道具類も数多く描かれています。蓄音機や電話機などの新しい道具は、人々に驚きを与えた一方、古い道具も同時に使われていました。時は移り変わり現代となり、大分市も大きく変わりましたが、市内には今でもノスタルジックな印象を与えてくれる建物が残り、当時の面影をしのばせてくれます。

立体メガネ蝋管蓄音機

会期

3月1日(土曜日)~5月25日(日曜日)

会期中の休館日

  • 3月4日(火曜日)、10日(月曜日)、17日(月曜日)、21日(金曜日)、24日(月曜日)、31日(月曜日)
  • 4月8日(火曜日)、14日(月曜日)、21日(月曜日)、28日(月曜日)、30日(水曜日)
  • 5月7日(水曜日)、12日(月曜日)、19日(月曜日)

開館時間        

午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)

観覧料

  • 大人210円(団体150円)
  • 高校生100円(団体50円)
  • 中学生以下は無料
    ※団体は20人以上
    ※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介護者1名は無料。入館時に受付で手帳を提示してください。

展示解説講座

  • 日時:3月16日(日曜日)午後2時~
  • 料金:観覧料が必要です。
  • 人数:30名(申込み先着順)※変更の可能性があります。
  • 申込方法:3月1日(土曜日)午前9時より電話(097-549-0880)にて申込み順に受け付けます。
  • 場所:当館講座室、テーマ展示室

※ 都合により、上記内容について、変更になることがあります 

お問い合わせ

教育委員会事務局教育部文化財課歴史資料館

大分市国分960番地の1

電話番号:(097)549-0880

ファクス:(097)549-5766

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