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更新日:2023年12月12日
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戸次(へつぎ)本町は、城下町と対置される在郷(ざいごう)の中心として形成された数少ない在町(ざいまち)であり、江戸末期から戦前にかけて繁栄した頃の歴史的な町並みが残り、地区固有の伝統的な文化が今も息づいています。
地区の中心に位置する酒造蔵は、木造2階建て、延べ面積は約1426平方メートルで、平成7年12月26日に故帆足市太氏より大分市に寄贈され、日本の近代産業の一つである酒造業の工程がよく分かる建築群として、平成11年3月23日に「大分市指定有形文化財」に指定されています。
江戸末期から明治にかけて建築され、昭和47年まで酒造りに使われたこの建物も、歳月による風化が著しく老朽化が進んでいました。大分市では、平成12年度から3ヵ年かけて修復工事を行い、平成15年3月末に完成しました。
本工事は、主に屋根および外壁を一度全面撤去し、軸組み(じくぐみ)、小屋組み(こやぐみ)の部材の補修および取り替え、建(た)ち直しを行いました。また、木材は傷んだ部分のみを取り替え、瓦は使用できる物はできるだけ使い、土壁は新しい土に元の土を混ぜて塗っています。そして、解体中に建築年代や正確な寸法、建物改修跡などを調査し、明治末期の時代の姿に復元いたしました。
(帆足本家酒造蔵管理事務室 097-597-4649)
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