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更新日:2025年3月24日
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分類 | 登録記念物(名勝) |
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黒ヶ浜は、大分市東部、佐賀関半島の先端部に近い南岸の大黒地区に位置し、沿岸のビシャゴ岩とともに観賞されてきた名勝地です。
黒ヶ浜の黒石の多くは蛇紋岩(じゃもんがん)によるもので、長年の波による研磨作用によって円礫(えんれき)となった蛇紋岩が、約350mにわたり美しい海岸を作っています。 県内でも、蛇紋岩の円礫が海浜を成すのは黒ヶ浜のみで、その優れた自然の風景を保護するため、日豊海岸国定公園区域(環境省)、「日本の渚・百選」にも選定されています。2023年には黒ヶ浜の南側にあるビシャゴ岩とともに「国の登録記念物」に登録されました。
ビシャゴ岩は、黒ヶ浜の南の岩礁帯にある大小2つの岩からなり、船の航行の安全を見守る海女の黒砂(いさご )と真砂 (まさご )の二神の伝承から姉妹岩とも呼ばれています。 |
名称 | 黒ヶ浜及びビシャゴ岩(くろがはまおよびびしゃごいわ) |
指定年月 | 令和5年3月31日 |
所在地(指定地番) | 佐賀関字大黒 |
黒ヶ浜は佐賀関半島の先端部にあり、蛇紋岩という黒い石によって、海浜が黒く見えることから「黒ヶ浜」と名付けられています。
黒く光る海浜は、海岸全体に分布する蛇紋岩が早い潮流で時間をかけて磨かれたもので、打ち寄せる白波との対比も美しく「日本の渚・百選」にも選ばれています。
古くから景勝地と知られたこの海浜は、江戸時代から紀行文や地誌に紹介されるとともに、版画や絵にも描かれています。
地域の人たちによって景観を守られてきた「黒ヶ浜」、名勝地での登録記念物は市内で初めて。これを機会に訪ねてみてはいかがでしょうか。
黒石がカラカラ鳴る波音も素敵!ずっと聞いていたくなる波音です。ただし、黒石は文化財保護のため持って帰らないでくださいね。
所在地 :大字佐賀関
移動時間 :大分駅から車で約60分
駐車場 :有り 無料 20台
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