ホーム > 文化・スポーツ・観光 > 文化 > 展覧会情報 > 過去の展覧会 > 平成26年度(展覧会情報) > 26年度 特別展8「赤瀬川原平の芸術原論展―1960年代から現在まで」
更新日:2016年3月5日
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上の写真:《ヴァギナのシーツ(二番目のプレゼント)》1961/94年
赤瀬川原平(本名克彦 1937-2014)は、4歳から高校1年生の初めまで育った大分市で、美術グループ「新世紀群」で吉村益信らと出会いました。吉村の影響で1958年読売アンデパンダンに出品しはじめ、60年吉村、篠原有司男などと「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」結成に参加、63年には高松次郎、中西夏之と「ハイレッド・センター」の活動を開始し、「反芸術」を代表する前衛芸術家となりました。65年、《模型千円札》シリーズが通貨及証券模造取締法違反に問われた「千円札裁判」(~68年)では、法廷が「芸術とは何か」という論議の場となり、衆目を集めました。
68年頃からは、『櫻画報』などでパロディ漫画の旗手となり、文学の世界でも79年中央公論新人賞、81年芥川賞を受賞する等、頭角を現しました。
80年代以降は「超芸術トマソン」「路上観察学会」「ライカ同盟」等の活動で独自の写真表現を見出し、98年には「老化」をポジティブに捉えた『老人力』がベストセラーとなり、「老人力」は新語・流行語トップテンとなりました。
こうした活動のほかにも「縄文建築団」「日本美術応援団」など分野を超え、多種多様としか言いようのない幅広い活動で新たなメッセージを発信し続けてきました。
本展では、こうした赤瀬川の活動の全貌を初期作品から未完成となった《引伸機》まで作品・資料433点により紹介しました。
主催:大分市美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
協力:白石コンテンポラリーアート、大分県立芸術文化短期大学
協賛:ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜
後援:大分合同新聞社、NHK大分放送局、OBS大分放送、TOSテレビ大分、OAB大分朝日放送、エフエム大分、OCT大分ケーブルテレコ
上の写真:《不在の部屋》1963/95年
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