ホーム > 健康・福祉・医療 > 衛生 > 食品衛生 > 食中毒・予防 > 1歳未満の乳児にはちみつを与えないでください

更新日:2017年4月10日

ここから本文です。

1歳未満の乳児にはちみつを与えないでください

東京都において、はちみつの摂取が原因と推定される乳児ボツリヌス症による死亡事例がありました。

乳児ボツリヌス症は1歳未満の乳児に特有の疾病で、経口的に摂取されたボツリヌス菌の芽胞が腸管内で発芽・増殖し、その際に産生される毒素により発症します。
乳児ボツリヌス症の予防のため、1歳未満の乳児に、はちみつを与えるのは避けてください。

乳児ボツリヌス症とは

乳児ボツリヌス症は、1歳未満の乳児にみられるボツリヌス症です。

原因食品と共に体内に摂取されたボツリヌス菌の芽胞(植物に例えると種子の様な耐久型の菌の状態)は,乳児の腸管内で毒素を産生し,ボツリヌス症をひき起こします。乳児の腸内細菌叢が成人と異なるために起こる疾病です。症状の特徴としては、便秘状態が数日間続き、全身の筋力が低下する脱力状態になり、哺乳力の低下、泣き声が小さくなる等、筋肉が弛緩することによる麻痺症状です。

ボツリヌス菌とは

ボツリヌス食中毒等のボツリヌス症の原因菌です。ボツリヌス菌は土壌や海、川などの泥砂中に分布しています。酸素の少ない環境を好む菌で、芽胞を作ります。ボツリヌス菌の芽胞は熱に強く、低酸素状態に置かれると発芽・増殖し、ボツリヌス毒素を産生します。

芽胞とは

ボツリヌス菌などの特定の菌は、増殖に適さない環境下において、芽胞を形成します。芽胞は、加熱や乾燥に対し、高い抵抗性を持ちます。

芽胞を死滅させるには120℃4分以上またはこれと同等の加熱殺菌が必要です。100℃程度では、長い時間加熱しても殺菌できません。

※今回の食中毒事例についての詳細は下記をご確認ください。

Adobe Acrobat Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

お問い合わせ

福祉保健部衛生課 

郵便番号870-8506 大分市荷揚町6番1号

電話番号:(097)536-2704

ファクス:(097)532-3490

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページは見つけやすかったですか?

このページの内容はわかりやすかったですか?

このページの内容は参考になりましたか?

ページの先頭へ戻る