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更新日:2023年9月11日

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【9月21日は世界アルツハイマーデー】認知症を正しく理解し、本人や家族を地域全体で支えましょう

アルツハイマー病は、認知症の原因となる病気の一種で、認知症全体において半数を超える割合を占めています。

認知症は誰もがかかる可能性のある病気です。85歳以上では約4人に1人にその症状があるといわれています。認知症の人は、つい先程した体験を忘れてしまうという症状から、過去から現在への連続性がなくなるため、絶えず不安な状態におかれていることになります。このような心理を理解する周囲の関わりが、安心感を与えるコミュニケーションにつながります。

認知症を正しく理解し、本人や家族を地域全体で支えていきましょう。

認知症オレンジライトアップを実施します

市民の皆さまに認知症に対する関心と正しい理解を深めていただくため、認知症支援・啓発活動のシンボルカラーである「オレンジ」のライトアップを実施します。

なぜ「オレンジ色」なの?

江戸時代に活躍した陶工・酒井田柿右衛門が、夕日に映える柿の実のオレンジ色から着想を得て作り出した赤絵陶器は、海外に輸出され世界中で高い評価を受けました。日本の認知症支援・普及活動も、この「柿色」のように世界中に広まってほしいとの願いを込めて、オレンジ色がシンボルカラーになりました。

また、暖かさを感じさせるオレンジ色は、「手助けします」という意味をもつとも言われています。

ライトアップ期間

令和5年9月12日(火曜日)~令和5年9月25日(月曜日)

※日没から日の出までの間

ライトアップ場所

大分城址公園「櫓(やぐら)」

※197号線沿いになります

 

認知症の症状等について

「認知症」とは、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったためにさまざまな障害がおこり、生活するうえで支障が出ている状態(およそ6カ月以上継続)をいいます。

認知症を引き起こす主な病気として、アルツハイマー病・レビー小体型認知症・前頭側頭型認知症・脳血管性認知症等があります。 

認知症の症状

  • 記憶障害・・・新しいことを覚えられない、覚えていたことを忘れる等

  • 見当識障害・・・時間や季節感の感覚が薄れる、道に迷う、周囲の人との関係が分からなくなる等

  • 理解・判断力の障害・・・2つ以上のことが重なるとうまく処理できなくなる、いつもと違う出来事で混乱しやすくなる等

  • 実行機能障害・・・計画を立て、段取りをすることができなくなる等

加齢によるもの忘れと認知症による記憶障害の違い

加齢によるもの忘れの例

  • ご飯を食べた後、何を食べたか忘れることがある。
  • 目の前の人の名前が思い出せない。
  • 約束をうっかり忘れたことに自分で気づくことができる。

認知症による記憶障害の例

  • ご飯を食べた後、食べたこと自体を忘れる。
  • 目の前の人が誰なのか分からない。
  • 約束をしたこと自体を忘れ、自覚がない。

認知症の方との接し方・関わり方

  • 目線を合わせて、笑顔でゆっくりと話しましょう。分かりやすい言葉で1つずつ伝えましょう。相槌や軽いスキンシップも有効です。

  • 接する人の焦りは本人に伝わります。余裕をもって、本人のペースにあわせて接しましょう。

  • 間違いがあっても「ダメでしょう!」など叱ったり責めたりするのではなく、まず本人の気持ちを受け止めましょう。

  • 「認知症の人は何も分からない」は間違いです。認知症になっても思いや感情、誇りを失っているわけではありません。本人ができることを手助けするよう関わりながら、自尊心を傷付けないよう心がけましょう。

  • 認知症についての悩み、介護の悩みについて抱え込まず、相談できる場所をみつけましょう。

パンフレット 認知症ノートのご紹介

パンフレット 認知症ノートの画像

大分県ホームページでは、パンフレット「認知症ノート」(別ウィンドウで開きます)を読むことができます。ぜひご活用ください。

認知症の診断・治療について

「認知症かな?」と思ったら、早期に受診することが大切です。症状の原因によっては治療でよくなる場合もありますし、薬で進行を遅らせることで日常生活能力を維持する効果が期待できます。まずは、かかりつけ医にご相談ください。

大分オレンジドクター(もの忘れ・認知症相談医)

大分県が登録した「もの忘れ・認知症相談医」です。相談にあたっては原則診察料がかかります。詳細については、直接、医療機関へお問い合わせください。オレンジドクターの名簿情報は、大分県ホームページ「オレンジドクター(もの忘れ・認知症相談医)」(別ウィンドウで開きます)で閲覧できます。

大分県認知症疾患医療センター【専門医療相談】

認知症に関する心配事や困りごとについて、本人や家族・関係機関からの相談に、専任の相談員が応じます。

大分県認知症疾患医療センター(地域型) 緑ヶ丘保養園(別ウィンドウで開きます) (市内の指定医療機関)

所在地:大分市大字丹生1747 専用電話番号:097-593-3888(月~金曜日 午前9時~午後5時)

大分県認知症疾患医療センター(連携型) 河野脳外科病院(別ウィンドウで開きます)(市内の指定医療機関)

所在地:大分市森町250-7       専用電話番号:097-521-5111(月~金曜日 午前9時~午後5時)

認知症に関する相談

地域包括支援センター

地域で暮らす高齢者のみなさんが、いつまでも健やかに住み慣れた地域で過ごせるよう、認知症をはじめ介護・福祉・保健・医療等さまざまな面から支援する、高齢者の総合相談窓口です。

大分市ホームページ「こんにちは地域包括支援センターです」(別ウィンドウで開きます)

その他の相談機関

相談機関名 電話番号 詳細
大分市保健所(認知症の悩み電話相談) 097-537-1165

保健師が相談に応じます
電話相談:月~金曜日(祝日・年末年始を除く)
午前9時~午後4時30分

大分県社会福祉介護研修センター (代表)097-552-6888

介護教室の開催や福祉に関する情報など
開館時間:午前8時30分~午後5時
休館日:毎週月曜日、祝日(土・日曜日と重なる場合は開館)、年末年始(12月29日~1月3日)

(公社)認知症の人と家族の会 大分県支部 097-552-6897

電話相談:火~金曜日(祝日を除く)午前10時~午後3時
※集い(介護者の集まり)を開催しています。下記にお問い合わせください。
【大分の集い】毎月第4水曜日 午後1時~午後3時「※ただし12月は13日(第2水曜)」
場所:大分県社会福祉介護研修センター202号室
【稙田の集い】毎月第3水曜日 午前10時~正午「※ただし3月は13日(第2水曜)」
場所:稙田市民行政センター2階 老人いこいの家
【鶴崎の集い】毎月第1木曜日 午後1時~午後3時「※ただし5月は11日(第2木曜)、1月は11日(第2木曜)」
場所:鶴崎老人いこいの家
【若年性認知症の家族の集い】偶数月の第3水曜日 午後1時30分~午後3時30分
場所:大分県社会福祉介護研修センター202号室
※若年性認知症とは、18歳以上、65歳未満で発症する認知症の総称です。

若年性認知症と診断された方へ

65歳未満で発症した認知症を「若年性認知症」といいます。主に働き盛りの世代に発症するため、本人だけでなく家族への生活の影響が大きいことが特徴です。

まずは、若年性認知症支援コーディネーターにご相談ください。

受診までのサポート、診断後のサポート、職場で気づいた時の対応、就労を続けるための支援、当事者・家族と話ができる場、退職後の生活、各種手続きの窓口へのつなぎ等の相談ができます。

(ご相談先)

公益社団法人 認知症の人と家族の会大分県支部

電話番号 097-552-6897

相談用フォーム https://ttzk.graffer.jp/pref-oita/smart-apply/surveys/0230966525543337348(別ウィンドウで開きます)

関連情報

お問い合わせ

福祉保健部長寿福祉課 

電話番号:(097)537-5771

ファクス:(097)548-5387

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