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更新日:2023年3月24日
国においては、「空飛ぶクルマ」について、将来的な物流・旅客輸送サービスの拡大や緊急輸送、高頻度・広範囲なオンデマンド運航の実現を目指し、2025年の大阪万博を目途に商用運航開始、2030年以降のサービス拡大に向けて、官民連携のもと、取り組みが進められています。
本市においても、広域的な移動の利便性向上や地域課題解決に資する「空飛ぶクルマ」に着目し、情報収集や調査を進めています。
こうした中、「空飛ぶクルマ」の機体を所有し、試験飛行の実績を持つ「一般社団法人MASC」と情報交換を行っていたところ、同法人が試験飛行場所の提供等の協力が得られる自治体を探していたことから、本市で試験飛行と展示会が実施されることとなりました。
試験飛行では、高低差のある2地点間、約520メートルを往復しました。空飛ぶクルマの試験飛行は九州初、2地点間の飛行は全国初の試みでした。
日時:7月13日(水曜日)午前10時30分、午後2時30分
場所:のつはる天空広場(大分市荷尾杵907)
主催:一般社団法人MASC
協力:大分市
機体:EH216(EHang社製)
全長:約5.6メートル×約5.6メートル
全高:約1.7メートル
搭乗者数:2人乗り(地上からコントロール、または自動飛行)
最大速度:時速130キロメートル
最高高度:500メートル
推進機関:完全電動(電動モータ×16基、8アーム×2基)
当日の試験飛行の様子は、下記の一般社団法人MASC公式動画チャンネルからご覧いただけます。
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試験飛行の翌日には、市民等に広く「空飛ぶクルマ」を知っていただくため、機体の展示会を開催しました。
日時:7月14日(木曜日)午前9時から午後3時
場所:お部屋ラボ 祝祭の広場(大分市府内町1丁目1番)
主催:一般社団法人MASC
協力:大分市
内容:機体の展示、飛行映像等の放映、離発着場モデル模型の展示(提供:株式会社長大(人・夢・技術グループ))
※離発着場モデル模型
離発着場モデル模型は、株式会社長大と株式会社SkyDrive、株式会社大林組が、協働で検討中の離発着場の模型です。令和4年6月21日から23日に幕張メッセで開催された「第7回Japan Drone 2022/第1回次世代エアモビリティEXPO」にて初公開されたものです。
空飛ぶクルマとは、明確な定義はないが、「電動」「自動」「垂直離着陸」の機能を有する「電動垂直離着陸型無操縦者航空機」をいう。「クルマ」と称するものの、必ずしも道路を走行する機能を有するわけではなく、個人が日常の移動のために利用するイメージを表している。世界各国で開発が進められ、次世代モビリティとしてさまざまな課題解決に資することが期待されている。
岡山県倉敷市水島地区での航空・宇宙分野の先端技術活用による産業集積を実現して、地域に新たな仕事を創出し、地域社会に貢献することを目的とする未来価値創造団体。
(参考)一般社団法人MASCホームページ(別ウィンドウで開きます)