ホーム > 文化・スポーツ・観光 > 文化 > 展覧会情報 > 過去の展覧会 > 平成20年度(展覧会情報) > 平成20度 特別展4「開館10周年記念 福田平八郎展 写実から装飾へ -大正・昭和前期を中心に-」のご案内
更新日:2016年8月31日
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《会期》
平成20年9月5日(金曜日)~10月13日(月曜日)
《開館時間》
午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
《休館日》
9月8日(月曜日)、16日(火曜日)、22日(月曜日)
《会場》
企画展示室
右上の作品 福田平八郎「雨」1953(昭和28)年 東京国立近代美術館
下の作品 福田平八郎「漣」(さざなみ)1932(昭和7)年 大阪市立近代美術館建設準備室
福田平八郎(1892-1974)は、現在の大分市に生まれ、大分中学校をへて、京都市立美術工芸学校、京都市立絵画専門学校に学び、1921(大正10)年、第3回帝展で「鯉」により特選を受賞。その後も着実に画技を深め、1932(昭和7)年、第13回帝展では、銀屏風に群青(ぐんじょう)のみで水面を表した「漣」で大きなな注目を集め、戦中には、大胆な構成による「竹」の連作を意欲的に試み、さらに戦後の1953(昭和28)年、第9回日展では、斬新(ざんしん)な視点で雨の情景を見事に描ききった「雨」で画壇(がだん)に衝撃(しょうげき)を与えるなど、常に伝統の殻(から)を破りながら、写実と装飾(そうしょく)を融合(ゆうごう)した独自の近代日本画を完成させました。
また、1961(昭和36)年には、文化勲章を受章。同年、郷土大分市の名誉市民第一号となりました。
本展では、写実から装飾へと展開した、大正・昭和前期に焦点をあて、この間の画伯の画業の変遷(へんせん)を、数々の名作で回顧(かいこ)するとともに、大分ゆかりの作品・資料により、画伯(がはく)と郷土との関係をあわせて展望します。
右下の作品
福田平八郎「花菖蒲」(はなしょうぶ)1934(昭和9)年京都国立近代美術館
《展示内容》
代表的を含む画業初期の大正期から昭和前期までを中心にした本画83点、関連資料約50点。
※「池辺の家鴨」「蓮」(はす)については、9月21日(日曜日)まで展示。
「兎」(うさぎ)「緑竹小禽」(りょくちくしょうきん)は9月23日(火曜日)から展示。
《第1部 画業の出発・模索期》
《第2部 写実からのアプローチ》
《第3部 写実と装飾の融合》
《第4部 平八郎と大分》
《講演会》(聴講(ちょうこう)無料)
日時 9月20日(土曜日)午後2時~
場所 ハイビジョンホール
講師 立命館大学教授 島田康寬(やすひろ)氏
演題 福田芸術の特質と魅力
定員 80名(先着順)
《展示解説》(観覧券(かんらんけん)が必要です)
日時 会期中毎週水曜日、9月13日(土曜日)、14日(日曜日)午後2時~
場所 企画展示室
担当 美術館職員(しょくいん)
観覧料
一般:800(600)円、高・大生:600(400)円、中学生以下無料
※()内は団体(20名以上)料金。
※上記観覧料にて常設展示室1~4もご覧になれます。
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介護者は無料(入館時に受付で手帳をご提示ください)
※本展は「大分市美術館 年間パスポート」がご利用いただけます。
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