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更新日:2026年3月19日
大分市では健康診断を受診された方(協会けんぽおよび国保加入者)のうち、男女ともに半数以上の方が糖尿病に関する検査項目であるHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が基準値(5.5%)以上でした。
また、全国で糖尿病患者さんは約1000万人いると言われており、糖尿病予備軍も合わせると6人に1人が糖尿病の疑いがあると言われています。
糖尿病は、インスリンが十分に働かないために血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)が増えてしまう病気です。インスリンは膵臓から出るホルモンであり、血糖を一定の範囲におさめる働きをしています。
※糖尿病は大きく分けて、1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病、その他に大別されますが、糖尿病患者の約9割は生活習慣に起因する2型糖尿病で、遺伝的因子に肥満や運動不足、たばこ等の環境的因子が加わることにより発症します。ここでは2型糖尿病について説明しています。
糖尿病の初期には自覚症状がほとんど出ず、重症になるまで症状を感じない人がほとんどです。血糖の濃度(血糖値)が高いままで放置されると、血管が傷つき、将来的に失明や腎不全、手足のしびれや痛みといった、より重い病気(糖尿病の合併症)につながります。
糖尿病に関する検査項目として、空腹時血糖値、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)などがあります。
ご自身の健康診断結果をご確認ください。
| 検査項目 | 基準範囲内 | 保健指導判定値 | 受診勧奨判定値 | 説明 |
|---|---|---|---|---|
| HbA1c(%) | ~5.5 | 5.6~6.4 | 6.5~ |
採血時から過去1、2か月間の平均血糖値を反映しています。 |
| 空腹時血糖(mg/dl) | ~99 |
100~125 |
126~ | 食事の影響を受けていないとき(10時間以上絶食)の血糖値を調べたものです。 |
糖尿病の予防は生活習慣の改善がポイントです。
野菜、果物、全粒穀物、魚、豆類などを中心とした食事を心がけ、糖分や脂肪分の多い食品を控えめにします。また、1日3食規則正しく食べることが大切です。
週に150分以上の有酸素運動(ウオーキング、ジョギング、サイクリングなど)を目標に、少なくとも週3日、できれば毎日やりましょう。筋トレも取り入れると効果的です。階段を使う、歩く距離を増やすなど、日常生活のなかで身体を動かす機会を増やすことも大切です。
健康的な体重を維持すること、特に内臓脂肪を減らすことが糖尿病予防につながります。
喫煙はインスリンの効きが悪くなり、糖尿病リスクを増加させるため、禁煙をお勧めします。
これらの生活習慣の改善は、糖尿病の予防だけでなく、全体的な健康状態の向上にも寄与します。日々の小さな工夫を積み重ねて、健康的な生活をめざしましょう。
※体質など生活習慣以外の要因が関与していることにも留意が必要です。
定期的に健康診断を受け、ご自身の体の状態をチェックしましょう。
健康診断で「治療が必要(受診勧奨判定値)」に該当した項目があれば、早めに医療機関へご相談ください。
大分市では生活習慣病の予防、早期発見・早期治療を目的に健康診査やがん検診等を実施しています。詳しくは下記へお問い合わせください。