ここから本文です。
更新日:2026年6月8日
令和8年第22週(5月25日~5月31日)の手足口病による患者報告数は9.64であり、流行発生警報レベルの5.0を上回りました。
口の中や、手足に水疱を伴う複数の発しんが出る感染症です。子どもを中心に、主に夏に流行します。感染症発生動向調査によると、2歳以下が半数を占めますが、小学生でも流行的発生がみられることがあります。
感染してから3~5日後に、口の中、手のひら、足底や足の甲等に2~3mmの水疱を伴う複数の発しんが出ます。発熱は38度以下のことが多く、ほとんどの場合は、3~7日のうちに治る病気です。まれに、髄膜炎や脳炎といった中枢神経系の合併症のほか、心筋炎や急性弛緩性麻痺等の重篤な合併症を伴うことがあります。
飛沫感染、接触感染、経口感染(便と一緒に排泄されたウイルスが口に入って感染する)によって広がります。なお、手足口病が治った後も比較的長い期間、便の中にウイルスが排泄されます。また、感染しても発病しないまま、ウイルスを排泄している場合もあることから注意が必要です。
特に、手足口病にかかりやすい年齢層の乳幼児が集団生活をしている保育所や幼稚園等では注意が必要です。
液体石けんを使って手を洗い、タオルの共有は避けてください。また、排泄物は適切に処理してください。
保育所など乳幼児が集団生活を行う場所では、感染を広げないために、職員と子どもがしっかりと手洗いをすること、特に食事やおやつの前、おむつを交換した後は、流水と液体石けんで十分に手洗いすることが大切です。
なお、手足口病に有効なワクチンや予防薬はありません。