ホーム > くらし・手続き > ペット・動物関連 > 適正飼養・マナー > マイクロチップの装着と登録について

更新日:2019年10月1日

ここから本文です。

マイクロチップの装着と登録について

マイクロチップの装着等の義務化

「動物の愛護及び管理に関する法律」第七条第6項に、動物の所有者の責務として、首輪や迷子札、マイクロチップなどを装着するといった所有者明示の努力義務が明記されています。

改正「動物の愛護及び管理に関する法律」が、2019年6月19日に公布され、3年以内に犬猫のマイクロチップ装着が犬猫等販売業者は義務、それ以外の犬猫の所有者(動物保護団体や一般飼い主)は努力義務となります。

マイクロチップに対し正しい知識を得て、マイクロチップの装着と登録や登録データの変更を行いましょう。

マイクロチップとは

マイクロチップは、直径約1~2mm、長さ約8~12mmの円筒形のガラスのカプセルで包まれた小さな電子標識器具です。

マイクロチップには、それぞれに異なる15桁の数字(個体識別番号)が記録されています。

マイクロチップに記録されている番号は、専用のリーダーという器具を使って読むことができます。専用のリーダーはおおいた動物愛護センターや一部の動物病院に配備されています。

マイクロチップ

マイクロチップリーダー

マイクロチップを入れるメリット

マイクロチップは、一度体内に埋め込むと、半永久的に読み取りが可能な身元証明になります。

  • 首輪が取れてしまっても、身元証明が可能です。
  • 「迷子」になっても、保護された時に身元がすぐに確認できます。
  • 「盗難」にあった場合も、確実な身元証明になります。
  • 「地震」など災害ではぐれたとしても、飼い主のもとに戻る可能性が高くなります。
  • 「猫の場合」は狂犬病予防法で登録や注射が義務づけられていないため、所有者がしてあげられる、数少ない「飼い主証明」です。

マイクロチップ読み取り

マイクロチップの装着と登録について

マイクロチップの装着と登録の流れについて

マイクロチップは犬猫等に装着するだけでなく、マイクロチップに記録された個体識別番号と装着した動物、その所有者の情報をデータベースに登録する必要があります。

マイクロチップはGPSのように、その動物の現在の居場所を特定できるものではありません。あくまでも、動物が保護された時に、個体識別番号が読み取られ、データベースに照会したうえで、所有者の連絡先が分かるというシステムです。

よって、マイクロチップ装着後には登録が必要であり、所有者の変更があった場合は登録データの変更が必要になります。 

マイクロチップの登録方法 

マイクロチップの装着について

マイクロチップの装着は獣医療行為です。未装着の場合は、動物病院で獣医師に装着してもらってください。

装着の方法は、犬猫等の首の皮下に専用のインジェクター(チップ注入器)を使ってマイクロチップを埋め込みます。埋め込みは通常のワクチン注射と同じ方法です。

装着されたマイクロチップは、動物の体の中を移動しないように表面に特殊な加工がされています。

犬は生後2週齢、猫は生後4週齢から装着ができると言われています。子犬、子猫を飼い始めたら、マイクロチップの装着時期や費用(施術費)についてかかりつけの動物病院の獣医師に相談してください。

マイクロチップ挿入

 

マイクロチップ装着時のレントゲン写真

 

マイクロチップの登録について

 マイクロチップを装着してもデータベースに登録しておかなければ、犬猫等が保護された時に読み取られた個体識別番号がデータベースに照会されても「該当なし」となってしまい、所有者に連絡することができません。

マイクロチップのデータベースを運営管理する団体は、現在複数あります。

一般的に動物病院でマイクロチップを装着した場合は、公益社団法人日本獣医師会が運営する「AIPO(アイポ)事務局」へのデータ登録が必要です。

以下を参考にデータ登録を行ってください。

 登録申込書の作成について

マイクロチップを取り扱っている動物病院にあります。

登録申込書には、以下の情報を記入してください。

飼育者情報 氏名、住所、電話、緊急連絡先(携帯番号等)、ファクス、Eメール
動物情報 動物の名前、生年月日、性別、動物種、犬猫の種類と毛色

 

登録申込書は複写式(4枚)になっています。

1 獣医師控用 動物病院が保管する書類です。
2 日本獣医師会送付用

動物病院から受け取った専用封筒に入れAIPO事務局に送付する書類です。

所有者(飼育者)が直接登録料の振り込みを郵便局で行った際は、交付される「払込金受領証(原本)」または「ご利用明細票」を所定の位置に貼り付けて、専用封筒で郵送してください。

3 飼育者控用

所有者(飼育者)が保管する書類です。

後の住所、連絡先等の変更時に必要となります。

4 データ登録事務手数料 郵便振替用紙 所有者(飼育者)が直接登録料の振り込みを郵便局で行う場合に使用する書類です。

データベースへの登録について

「データ登録料」は1,050円です。 マイクロチップ装着処置代は別途かかります。

データ登録料がマイクロチップの代金に含まれていて装着時に動物病院に支払う場合と、登録手続きの際に所有者(飼育者)自身が郵便局に振り込む場合がありますので、各動物病院にご確認ください。

登録の完了 

AIPO事務局が登録申込書を受領してから2~3週間で登録が完了します。

登録が完了したら所有者(飼育者)の住所に、「データ登録完了通知(ハガキ)」が届きます。

のちの住所、連絡先等の変更時に必要となりますので、愛犬・愛猫の健康手帳などと一緒に大切に保管してください。

登録したデータに変更が生じたら

登録したデータに変更がある場合(所有者の変更、連絡先の変更、死亡による削除等)は 、「データ登録完了通知(ハガキ)」(もしくは登録申込書の「飼育者控」)をコピーし、そのコピーの余白に変更事項を記入して、郵送またはファクスでAIPO事務局あてに知らせてください。

Eメールの場合は、コピーの代わりに画像を撮り、メールに添付して、本文に変更点などを記載して送信してください。

「データ登録完了通知(ハガキ)」もしくは登録申込書の「飼育者控」を両方とも紛失された場合には、ご本人確認が必要ですので、直接電話でAIPO事務局にご連絡ください。

 AIPO事務局

郵便番号 107-0062
住所  東京都港区南青山1-1-1新青山ビル西館23階
電話  03-3475-1695
ファクス  03-3475-1697
Eメール  mc@nichiju.or.jp

 

関連ページ

公益社団法人日本獣医師会(マイクロチップを用いた動物の個体識別)(別ウィンドウで開きます)

公益社団法人大分県獣医師会(別ウィンドウで開きます)

Adobe Acrobat Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

お問い合わせ

福祉保健部衛生課大分市動物愛護センター

大分市大字廻栖野3231-47(おおいた動物愛護センター内)

電話番号:097-588-2200

ファクス:097-588-2210

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページは見つけやすかったですか?

このページの内容はわかりやすかったですか?

このページの内容は参考になりましたか?

ページの先頭へ戻る