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更新日:2021年8月24日
平成30年4月から策定作業を開始した「大分市消防団ビジョン」がこのたび完成しました。
ビジョンは、本市消防団員が主体となって策定し、専門的な視点を持つ9人の外部委員で構成する検討委員会からの意見を加える体制で行いました。
今回、大分市民の皆様にビジョンの完成を広く知っていただきたいことから、平成31年3月6日に、検討委員会の鶴成委員長(大分大学減災・復興デザイン教育研究センター次長)から佐藤市長へ報告された様子をご紹介します。
後列左から安東南部師団長、原中部師団長、溝邉東部師団長、橋下消防局次長
前列左から嵯峨消防団長、鶴成検討委員長、佐藤市長、秦検討副委員長、針宮消防局長
鶴成委員長からは、報告に先立ち、大分市消防団を取巻く状況として、団員の担い手不足や高齢化をはじめ、さまざまな課題がある中で、発生が危惧される南海トラフ巨大地震や洪水といった大規模災害に対応することが求められていることや、その対策として組織を強化するために嵯峨消防団長の発意によりビジョンの策定が開始された説明がありました。
また、策定主体となり原案をまとめた策定作業部会は、9人の消防団員が参画し、よりよい地域を作るために取り組むべき事柄について熱心に議論されたこと。原案に意見を加えた検討委員会では、学生や商工会議所など多様性ある委員が自分たちの専門的立場から積極的に意見を出したことで、必ず将来の大分市における地域防災にとって有益となるものができたとの報告がありました。
この報告を受けて、市長からは、「精力的で広範囲に及ぶ議論により、多くの方の意見を取り入れたビジョンが出来た。地域防災力の中核を担う消防団が活動しやすい環境を整えるよう、ビジョンに記載された6つの基本方針をしっかり受け止めて取り組んでいきたい。」との発言がありました。
地域防災力の充実強化とビジョンについて(大分市消防団長 嵯峨健司)
地域防災力の充実強化は、消防団だけで成し得ることはできず、住民の協力と自主防災会や防災士協議会をはじめ地域を作る多様な主体が適切に役割分担し、相互に連携協力しなければ達成できないものです。
策定したビジョンは、消防団の描く将来像を市民の皆様にも広く公開することで、地域のさまざまな主体による地域防災の活性化を促す役割もあると考えています。
市内各地域において、1人でも多くの住民を災害被害から守れるよう、消防団もビジョンに基づいた活動を行いますので、引き続き皆様のご理解とご協力をお願いします。
後列左から、板井氏、井上氏、鶴成氏、一丸氏、渡邉氏
前列左から、川口氏、秦氏、嵯峨消防団長、針宮消防局長、森竹氏、上山氏
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