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更新日:2025年11月20日
【講演タイトル】
日本初の「インダストリアル・パーク」の実践 戦後大分市の都市計画構想の道程
【講師】
西村 謙司氏
日本文理大学工学部建築学科 教授・博士(人間・環境学)
1969年広島県生まれ
九州大学大学院修了(修士課程)、京都大学大学院修了(博士課程)
【講演概要】
1960年12月24日、日本初の「インダストリアル・パーク」構想を実現するための提言が大分で公表された。この提言を契機として大分市の都市計画は再編され、10万人規模であった地方都市は、40数万人を擁する「臨海工業都市」へと変貌を遂げた。
「インダストリアル・パーク」とは、「公園のような環境と快適さを備えた工業地帯」を意味し、交通網の整備、居住地の計画、産業教育の充実などを包含する、自然と調和した計画的かつ構築的な都市像の創出を促す理念的スローガンであった。
湾岸の工業地帯沿いに緑化された産業道路、緑豊かな住宅地、多くの公園や広場が存在するのは、この理念に基づく都市づくりの成果である。人口減少という転換期にある今日こそ、原点に立ち返り、都市計画当初に掲げられた理念を再確認しつつ、今後の都市のあり方を再考する必要がある。
午後6時~7時30分(午後5時30分開場)
J:COMホルトホール大分 4階 408会議室
無料
申込不要
まちづくり情報プラザ (J:COMホルトホール大分1階)
電話:097-544-5613