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更新日:2025年8月15日

食中毒の発生についてお知らせします

令和7年8月4日(月曜日)、大分市内で食中毒が発生しました。

食中毒予防の三原則は、食中毒菌を「付けない(清潔)」・「増やさない(迅速・冷却)」・「やっつける(加熱)」です。

1.概要

令和7年8月12日(火曜日)、大分市内の医療機関から大分市保健所に、腸管出血性大腸菌O157患者の発生届が提出されました。
調査の結果、8月1日(金曜日)から3日(日曜日)に『日本料理 うを清』(大分市千代町)で食事をした5グループのうち17人に下痢、腹痛、発熱等の症状があることが判明しました。
大分市保健所は、当該飲食店が提供した食事を原因とした腸管出血性大腸菌O157による食中毒と断定し、本日(8月15日)、食品衛生法に基づき、営業停止(2日間)を命令しました。

2.調査結果

1.調査内容

(1)発生日時:令和7年8月4日(月曜日)午前3時頃

(2)原因施設

所在地:大分市千代町四丁目3番8号
営業の種類:①飲食店営業
屋号:日本料理 うを清
営業者:株式会社うを清 代表取締役 後藤則義

(3)原因食品:8月1日から8月3日までに当該施設で調理提供された料理

【サラダ、刺身、焼魚、揚げ物、ごはん、みそ汁、フルーツ等】

(4)原因物質:腸管出血性大腸菌O157

※患者便:5検体中3検体から腸管出血性大腸菌O157を検出
※検査機関:大分市保健所衛生課衛生検査担当班、大分県衛生環境研究センター

(5)喫食者数:5グループ56人(調査中)

8/1(金曜日)9人、8/2(土曜日)34人、8/3(日曜日)13人

(6)患者数:5グループ17人(調査中)

8/1(金曜日)5人、8/2(土曜日)7人、8/3(日曜日)5人

  20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代 80歳代 不明 合計
1 2 0 1 1 1 2 2 17
1 0 0 3 1 1 0 1

(7)症状:下痢、腹痛、発熱等

(8)受診状況:医療機関受診者9人 (入院患者5人)

(9)潜伏期間:25.0~162.0時間

(10)患者状況:現在は、全員快方に向かっています。

2.食中毒と断定した理由

(1)患者らの共通食は、当該原因施設が調理提供した料理のみであること。

(2)患者の便から腸管出血性大腸菌O157を検出し、患者の症状及び潜伏期間が腸管出血性大腸菌O157によるものと一致していること。

(3)医師から食中毒患者の届出が提出されたこと。

以上から、上記施設を原因とする腸管出血性大腸菌O157による食中毒と断定しました。

3.原因施設への措置内容等

(1)行政処分:営業停止命令

令和7年8月15日(金曜日)から16日(土曜日)まで(2日間)

(2)指導内容

  • 衛生管理の記録は、随時記録すること。
  • 施設の清掃等の一般衛生管理を適切に行うこと。
  • 加熱調理をしない野菜や飾り食材はよく洗浄し、必要に応じて殺菌消毒すること。
  • 手指の洗浄、消毒を十分に行うこと。

腸管出血性大腸菌食中毒について

【特徴】

動物の腸管内に生息し、少ない菌量でも発症します。

【症状】

潜伏期間は、1~10日(およそ3~8日)で、主として激しい腹痛、血性下痢(重症では溶血性尿毒症症候群を併発することがあります。)がみられます。

【予防のポイント】

  • 食肉は十分な加熱(中心温度が75度で1分間以上)を行いましょう。
  • 加熱をしない生野菜や飾り食材はよく洗浄し、必要に応じて殺菌消毒しましょう。
  • 調理器具等の消毒を行い、二次汚染対策をしましょう。
  • 調理や食事の前には必ず石けんで手を洗いましょう。
  • 発症した患者のいる家庭では、糞便に汚染された下着等の取扱に注意しましょう。

お問い合わせ

福祉保健部衛生課 

郵便番号870-8506 大分市荷揚町6番1号

電話番号:(097)536-2704

ファクス:(097)532-3490

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