更新日:2018年1月5日

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アート
まちはアートであふれている

ここ数年、アートを通じたまちづくりが全国各地で盛んになっています。アーティストはもとより会社員や商店主、学生など一般市民も参加し、まちが持つ魅力を違った視点で楽しむ姿勢が見えてきます。
「南蛮文化発祥の地」大分は、戦国武将・大友宗麟の時代から音楽、演劇、医療と異文化に対する受け入れには寛容な気風を持つ土地柄でした。そんな大分市内のアートスポットを紹介していきましょう。

大分のアートを体感する三大拠点
大分県立美術館(略称「OPAM」)、大分市美術館、アートプラザ

アートと聞いてまず思い浮かぶのは美術館です。大分市を代表する美術館をあげるとすれば、やはり大分県立美術館(略称「OPAM」)、大分市美術館、アートプラザです。

街に開かれた縁側をイメージした外観
館内に入ると現れる卵型オブジェ

まず最初に紹介するOPAMは、2015年4月にオープンしたばかりの美術館です。建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞を受賞した坂茂氏の設計による開放的な建物がまちに溶け込み、「出会いと五感のミュージアム」をテーマにした展示が話題を集めています。自然光が射し込むアトリウムにあるミュージアムショップも人気です。

高台から市街地を見下ろす絶好の眺望
大きな象の作品がシンボル

大分駅の南側、緑あふれる上野の森に佇む大分市美術館は「たのしんで・みて・まなぶ」をテーマに掲げた美術館です。丘の上に立つ象の作品を目印に、周辺には公園が広がり、ピクニック気分で散策する市民も見受けられます。現代アートをはじめとした企画展が好評ですが、約3,100点の所蔵作品を持つコレクション展も見逃せません。

コンクリートの外観が目を引きます
貴重な資料を展示する磯崎新建築展示室

大分市役所に隣接するアートプラザは、大分市出身の世界的建築家・磯崎新氏の貴重な初期作品としても有名です。大分市民の文化活動交流の場としても機能し、市民ギャラリーでは新しい才能と出会うことができます。常設の磯崎新建築展示室のほか、磯崎新氏と縁が深い60年代のアートムーブメント「ネオ・ダダ」の貴重な作品も展示されています。

アートを求めてまちに出よう
気品あふれる風格を放つ大分県立図書館

アートプラザを起点に、市内の磯崎新作品の鑑賞に出かける建築ファンも多く、大分県立図書館(王子西町)、大分市情報学習センター(大石町)、岩田学園(岩田町)など、ポストモダン建築の旗手として活躍した磯崎氏らしい作品ばかりです。
このほか大分市内には、至るところにアート作品が点在しています。
著名作家の屋外彫刻が多いのも、巨匠・朝倉文夫(現・豊後大野市生まれ)を生んだ大分県ならでは。とりわけ遊歩公園周辺には作品が集中しており、瀧廉太郎君像(朝倉文夫作)、聖フランシスコザビエル像(佐藤忠良作)、伊東ドン・マンショ像(北村西望作)など、大分ゆかりの作品も多く展示されています。

まってるモン
たいようをすいこむモン

現代の作家によるオブジェにも注目です。豊かな色彩で多くのファンを持つ絵本作家・荒井良二氏の作品「マッテルモン」「たいようをすいこむモン」は、高崎山おさる館前広場(神崎)、かんたん港園(生石)といった観光スポットにあり、景観に溶け込んでいます。

ふないアクアパークのトイレ
スイーツで彩られた男子便所の壁面
夕暮れに落書きが浮かぶ若草公園のトイレ
和食店のトイレに描かれたレトロな風景画

最後にご紹介するのは、アート界に衝撃を与えた「おおいたトイレンナーレ」の作品群です。2015年夏に開催されたこのアートイベントは、生活に欠かせないトイレを舞台に16組のアーティストが作品を制作した、世界でも類を見ない試みとして話題を集めました。現在も作品が鑑賞できるトイレもありますので、「体験」してみてはいかがでしょう。

まちにアートがあふれる大分市で、未知なる感動を味わってみませんか。

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