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更新日:2023年10月4日

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アートプラザ常設展「ダダ・リバイバル」・「磯崎新のデザイン術」を開催しています

 

 

 

 

ダダ・リバイバル

 1910年代に起こったダダイスム(以下、ダダ)という芸術運動は、芸術や文学、音楽などの広い領域で革新的なアプローチを追求し、反芸術、不合理を標榜します。ダダは一旦シュルレアリスムへと発展的解消を遂げますが、発生の背景には第一次世界大戦という大きな社会不安がありました。そして、第二次世界大戦後の50年代、復興の一方で冷戦や核兵器開発競争など国際情勢の緊張状態に陥り美術分野でダダが再燃します。
 ダダは美術においては、既製の日用品や廃品の使用、偶然で無秩序なコラージュ等、偶発性を重んじ、既存の芸術様式に反発する特徴を持ちます。一方、新たなダダは、ダダの時代より工業化し、大量生産・消費を目的とした製品を用い、新品を廃品のように加工する傾向があります。また、既製品を組み合わせて偶発的に作品を生み出し、偶然に発生する要素を取り入れたパフォーマンスアートを披露してダダの思想を展開させます。この傾向はアメリカにおいてはネオ・ダダ、フランスやドイツを中心としたヨーロッパ大陸ではヌーヴォー・レアリスムと呼ばれ、同時代に活性化します。我が国では、この傾向を持つ作品が多数出品された無審査・無賞のアンデパンダン展を素地に、ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズが結成されました。
 本展では、50年代以降にリバイバルしたダダ的思想を持つ日米の作家の作品を紹介します。

磯崎新のデザイン術 

 磯崎は、自らの建築思想を表現するため、さまざまな手法を用い建物をデザインし、その手法を概念化しています。たとえば、このアートプラザ(旧大分県立大分図書館)の外壁から突き出す梁の断面に表される切断の手法です。梁の断面に切断という意味をもたせたデザインを施し、建物の延長、展開、成長の意図を示しています。このように、磯崎は各建築物に自身の考え方を込め、それをあらわすデザイン手法を用います。その手法のなかには、円筒形、半円筒形、モンロー・カーヴ、立方体といった明快な形状が頻繁に登場します。本展では、それらの形状を建築模型や磯崎がデザインした家具を通して紹介します。

「ダダ・リバイバル」・「磯崎新のデザイン術」開催概要
会期 2023年9月30日(土曜日)~2026年3月末(最長)
開館時間

午前9時~午後10時

※3階磯崎新建築展示室は午後6時まで

休館日 年末年始(12月28日~1月3日)のみ 
観覧料

無料                 

会場

アートプラザ2階60'sホール・3階磯崎新建築展示室

主な展示作品(都合により変更する場合があります)

《ティーム・ディズニー・ビルディング》断面模型 1990年 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《Sプロジェクト》完成模型1991年

 

 

 

 

 

 

 

  《九ツ間取りの住宅》完成模型 1991年

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お問い合わせ

教育委員会事務局教育部美術館 美術振興課 

電話番号:(097)554-5800

ファクス:(097)554-5811

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