ホーム > 文化・スポーツ・観光 > 文化 > 展覧会情報 > 過去の展覧会 > 平成17年度(展覧会情報) > 平成17年度 特別展4「写実主義の巨匠 クールベ美術館展」
更新日:2016年8月31日
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19世紀半ばパリ画壇に登場したギュスターブ・クールベ(1819~1877)は、当時の歴史画重視の古典主義やロマン主義に反旗を翻し、現実をありのままに描写する実在感あふれる作品を発表し続けました。
また、画家としての活動にとどまらず、広がる自由思想を背景に、政治的活動にも関与したクールベは、1871年にはパリ・コミューンの先導者として投獄、財産を没収され、獄中で病に陥るなど精神的・身体的に追い詰められました。
しかし、刑期を終えてからは、帰郷先のオルナン、さらには懲役を免れるため亡命したスイスで、写実主義のリーダーとして、活動し続けました。
その視覚を重視したリアルな客観描写は、近代絵画史上にきわめて重要な意義を与え、やがて登場する印象派の画家たちに多大な影響を及ぼしました。
本展は、クールベ美術館の作品により、クールベの初期から晩年にかけての風景画を中心に、人物画さらには同時代の画家との共同制作作品、クールベを敬愛した画家たちの作品、関係資料を加え、写実主義の巨匠クールベの画業をさまざまな視点から紹介します。
《会期》
平成18年1月7日(土曜日)~3月21日(火曜日)
※休館日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)
ただし、第1月曜日は開館し、翌日の火曜日が休館
※1月10日(火曜日)及び3月20日(月曜日)は特別開館します。
《会場》
企画展示室
写真 オルナンの若い女性の肖像(上)
ブレ-ムの滝(下)
《観覧料》
一般:800(600)円、高・大生:600(400)円、中学生以下無料
※()内は団体(20名以上)料金。
※上記料金にて常設展示室も観覧できます。
《関連事業等》
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