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更新日:2020年9月17日
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毎年11月10日から16日は「アルコール関連問題啓発週間」です。
お酒は私たちの生活に豊かさと潤いを与えるものである一方、不適切な飲酒はアルコール健康障害の原因となります。さらに、アルコール健康障害は、本人の健康の問題であるのみならず、飲酒運転、暴力、虐待、自殺などのさまざまな問題にも密接に関連します。
これに鑑み、平成25年12月に「アルコール健康障害対策基本法」が成立し、平成26年6月に施行されました。啓発週間は、この法律により規定されています。
アルコール依存症とは、お酒の飲み方(飲む量、飲むタイミング、飲む状況)を自分でコントロールできなくなった状態のことをいいます。飲むのはよくないことだと 分かっていても、脳に異常が起きて飲むことをやめられなくなります。
その意味では、アルコールは麻薬や覚せい剤と同様の依存性の薬物の一種だともいえます。またアルコール依存症は患者さん本人の意思の弱さによって起きるものではなく、医療機関で治療が必要な病気であるともいえます。
(引用:アルコール依存症治療.ナビ)
睡眠薬代わりに飲酒した場合、一時的に不眠が解消したように感じられても、最終的にはアルコールは不眠症を悪化させます。眠れないのであれば、医師に睡眠薬の服用について相談しましょう。アルコールの依存性は睡眠薬の依存性よりはるかに強力です。
アルコールは思考の幅を狭め、自暴自棄な結論を導きやすくさせます。悩みを抱えている時に、飲みながら物事を考えるのはとても危険なことです。
アルコールはうつ病を悪化させ、健康な人にでもうつ病をひき起こします。酔っている間は気持ちが多少和らいだ気がしても、酔いから覚めた後には、前よりも気分の落ち込みが悪化します。
アルコールは抗うつ剤の効果を弱め、予測しない副作用を引き起こすことがあります。精神科で投薬治療を受けている人は飲酒すべきではありません。
アルコールの酔いは衝動的な行動につながりやすく、自殺の危険を高めます。通常、「死にたい」と思うことと、「死のうとして実際に行動に及ぶ」こととの間にはいくらか距離があるものですが、アルコールはこの距離を一気に縮めてしまう可能性があります。一日、日本酒換算で2合半以上の飲酒は自殺のリスクを高めます。
(引用:大分県発行リーフレット「アルコールと自殺予防」)
一日平均純アルコール20gまでです。
日本では、一日の平均飲酒量が「6ドリンクを超える」のが多量飲酒とされ、この量になるとアルコール依存症の危険性が高まるとされています。6ドリンクとは、一日にビールなら500ml缶3本、日本酒なら540ml弱、焼酎(25°)なら300ml、ワインならグラス6杯程度です。
(引用:アルコール依存症治療.ナビ)
大分県こころとからだの相談支援センター(精神保健福祉センター) |
大分市保健所 |
<自助グループ>
断酒会 |
AA 問い合わせ先 AA九州・沖縄セントラルオフィス 099-248-0057 |
Al-ANONアラノン 問い合わせ先 NPO法人アラノン・ジャパン 03-5483-3313 |
(引用:大分県発行リーフレット「アルコールと自殺予防」)