更新日:2024年4月9日

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津波からの避難

津波から自分の身を守るためには、より早く、より安全な場所に避難することが重要となります。
緊急時に備え、日頃から避難場所や避難経路、避難に要する時間などを確認しておきましょう。
津波からの避難の基本は浸水想定区域から離れて「より高いところ」への避難です。海とは逆方向の高台に避難しましょう。

迅速な避難

人々が避難場所へ走っている画像

  • 強い地震や長時間の揺れを感じたり、津波警報などの情報を得たときは、直ちに避難を開始しましょう。
  • 自分の身を守ることを最優先に考え、荷物を取りに行ったりせず、急いで避難することを心掛けましょう。

※迅速な避難を行うためには、早く正確な情報を得ることが重要です。

「より高いところ」への避難

津波からの避難は、浸水想定区域から離れて「より高いところ」への避難が基本となります。可能であれば、海抜10メートル以上の高台へ避難しましょう。
避難が間に合わない場合は、鉄筋コンクリート造り若しくは鉄骨鉄筋コンクリート造りの建物の3階以上を目安に避難してください。
市では、津波から身を守るための「津波避難場所」、「津波避難ビル」の指定を行っています。
特に津波到達までの時間が短いと予想される場合は、「遠いところ」ではなく、「高いところ」へ避難することを心掛けましょう。

また、できるだけ次のことを心掛けて避難してください。津波避難ビルに避難している画像

  • さらに高い場所へ避難できるような場所に避難する。
    (例)連続した地形の高台など
  • 津波避難ビル等の建物に避難する場合は、津波による漂流物を考慮して、海に面する建物を1列目とすると、1列目よりも2列目、2列目よりも3列目の建物に避難する。(できるだけ海岸から離れたビル等に避難しましょう)

海岸や川沿いでの避難

人々が海岸から逃げている画像

  • 地震を感じなくても、津波警報が発表されたときは、直ちに海岸や川沿いから離れ、素早く安全な場所へ避難しましょう。
  • 津波注意報でも、海水浴や磯釣りはすぐに中止し、安全な場所へ避難しましょう。
  • 津波は繰り返しおそってきます。警報、注意報が解除されるまでは、絶対に海岸に近づかないようにしましょう。

周囲の助け合い

迅速に避難することは重要ですが、その場の状況でできる「助け合い」を行ってください。
津波から避難する際に、素早く避難することができない高齢者や小さな子ども、津波警報などに気付いていない方、観光客などでどこに避難してよいのかわからない方がいる場合は、可能な範囲での助け合いをお願いします。
(例)手をとって避難する。逃げながら周囲にいる人に避難を呼びかける。など

津波避難場所・津波避難ビル

市では、津波警報などが発表された際、緊急的に避難することができる「津波避難場所」や「津波避難ビル」の指定を行っています。

津波避難場所とは

津波避難場所看板の画像

津波に対して、安全性が確保できる高い位置にある場所です。

[指定要件]
海抜が最大想定津波高以上の広場や遊休地等で、24時間(常時)避難が可能な場所。
※目安として海抜10メートル以上とする
(大分県津波浸水予測調査より)

津波避難場所一覧(おおいたマップ)(別ウィンドウで開きます)

クリエイティブ・コモンズ表示2.1日本ライセンス津波避難場所一覧(CSV:10KB)

津波避難ビルとは

津波避難ビル看板の画像

津波警報などが発表された際、高台まで避難するのが困難な場合に緊急的・一時的に避難する施設です。市では、所有者の協力を得ながら順次指定しています。

[指定要件]
鉄筋コンクリート造り(RC)および鉄骨鉄筋コンクリート造り(SRC)の3階建て以上の建物で、新耐震設計基準(昭和56年施行)に適合しており、24時間(常時)避難が可能な建物。
※地域の実情によって、一部要件が異なる施設もあります。

津波避難ビル一覧(おおいたマップ)(別ウィンドウで開きます)

クリエイティブ・コモンズ表示2.1日本ライセンス津波避難ビル一覧(CSV:60KB)

大分市防災メール

災害から身を守るためには、正確な情報をより早く手に入れ、適切に判断することが大切です。
大分市防災メールは、地震発生直後の震度速報や、津波警報などの防災情報を携帯電話やパソコンに送信します。
災害に対する備えとして、ぜひお役立てください。

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津波への備え

避難場所の確認

自宅や職場など、自分の生活圏の近くにある津波避難場所・津波避難ビル等の避難場所を確認しておきましょう。
建物の倒壊や地すべりなどで道路が通行不能になる場合も考え、できるだけ複数の避難場所を確認しておくとより安心です。

避難経路の確認

避難場所までの経路を、昼間と夜間、それぞれ実際に歩いて確認しておきましょう。
その際、避難場所までの移動にかかる時間、避難経路の道幅、危険性のある箇所、街灯の有無なども確認しておいてください。

避難訓練の実施

実際に津波が発生した際に安全に避難するためには、知識だけでなく実践的な訓練も重要です。いざというときに備え、すばやく安全に避難できるよう、地域や職場などで津波避難訓練を実施しましょう。

よくある質問

(1)第1波が最大の津波?

津波は繰り返し押し寄せます。仮に津波の高さが低くなってきたからといって安心するのは大変危険です。津波は地形などの影響で反射や屈折することで進行方向を変えたり、また、水深によって速さが変わったりします。これらの影響で津波が重なった場合は、増幅され最大の津波となって到達する可能性があるため、第1波が最大であるとは限りません。

(2)「津波は繰り返し来る」とあるが、どのくらいの時間繰り返すのか?

地震の規模や震源の場所によって津波の継続時間は変わります。数時間から長いときには1~2日に及ぶ場合もあります。
※津波警報・注意報等が解除されるまで、警戒・注意が必要です。

(3)「予測される津波の高さ」とは?

津波警報の第一報では、津波の高さは地震の規模や位置を基に推定します。しかし、マグニチュード8を超えるような巨大地震の場合は、精度のよい地震の規模をすぐには把握できないことから、予想される津波の高さを、「巨大」「高い」という言葉で発表して非常事態であることを伝えます。
巨大地震の場合でも、地震発生から15分ほどで精度のよい地震の規模が把握できることから、その時は、「10m超」「10m」「5m」「3m」「1m」の5段階の数値で発表されます。
また、巨大地震ではなく、地震の発生直後から精度よく地震の規模が求まった場合は、初めから5段階の数値で発表されます。

(4)津波の高さとは?

「津波の高さ」とは、津波がない場合の潮位(平常潮位)から、津波によって海面が上昇したその高さの差を言います。

津波高さの説明用画像

(気象庁ホームページより)

(5)海岸の形や入り組んでいるところなどでは、津波の高さは変わる?

津波の高さは海岸付近の地形によって大きく変化します。さらに、津波が陸地を駆け上がる(遡上する)こともあります。岬の先端やV字型の湾の奥など、特殊な地形の場所では波が集中し、津波の高さが高くなるので特に警戒が必要です。

(6)「高いビル」と「高い場所」が両方ある場合、どちらに逃げれば良い?

高台などの「高い場所」に避難することが望ましいですか、津波到達まで時間が無い場合は最も早く避難できるほうに逃げてください。

お問い合わせ

総務部防災局防災危機管理課 

電話番号:(097)537-5664

ファクス:(097)533-0252

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