更新日:2017年12月8日
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日本各地で猛威を振るった台風第18号により、大分市でも河川の氾濫や道路の冠水、住宅の床上浸水など多大な被害を受けました。大分市消防団は河川の水門や樋門の操作や、避難勧告の発令に伴う住民の方への広報、避難誘導活動を行いました。また、冠水した地区の排水作業、浸水の恐れがある箇所に土のうを積むなどの作業を行い、台風の危険から市民を守りました。また、消防団長は大分市消防局に設置された「災害警戒本部」に詰め、大分市消防団全体の指揮にあたりました。それにより、方面隊間の連携、消防団と消防局の連携もスムーズに行え、被害を最小限に食い止めることができました。
消防局と協力し、対策会議を行う嵯峨消防団長、原中部師団長
排水機場に溜まった水を排除中
被害を受けた場所がないかパトロール中
第4方面隊 東稙田分団 永井分団長のはなし
当日は、非常に大きい台風が来るということで事前に他の団員とともに水門周辺のパトロールを行いました。雨が強くなってきた午後2時くらいから徐々に光吉排水樋管、下田尻樋管周辺にて冠水が始まりました。初めのうちは東稙田分団の小型ポンプをフル稼働させ排水作業を行っていたのですが、次第に排水が追い付かなくなってきました。そこで、消防団長に応援要請を行ったところ、第1方面隊から合計6台の応援に来ていただき、無事に排水作業を終えることができました。応援に来ていただいた第1方面隊の方々のことを本当に心強く感じましたし、感謝の気持ちを申し上げたいです。また、今回のような大規模災害が起きた時は、大分市消防団、消防局が一丸となって乗り切ることが大切であると強く感じました。