ホーム > 文化・スポーツ・観光 > 文化 > 展覧会情報 > コレクション展 > 第3期コレクション展(後期)/展示室2「文豪×豊後南画」をご案内します
更新日:2023年11月17日
ここから本文です。
夏目漱石肖像写真と、 田能村竹田《四季花鳥図》(冬)1809 部分
近代日本を代表する文豪、夏目漱石は、子どものころ家に5、60幅の画があり、それらを床の間や蔵の中でかわるがわる見るのが好きだったと回想しています。なかでもお気に入りは「彩色を用いた南画」であったといい、晩年には自ら画筆をとり、彩色の南画山水を多数描いています。
さらに、古今東西の美術に関する漱石の数多くの著作の中には、池大雅や与謝蕪村、渡辺崋山らの南画のほか、大分地方で栄えた南画、「豊後南画」に関しての記述を複数みつけることができます。そこには漱石の、とりわけ田能村竹田に対する強い尊崇の念や、漱石と同時代を生きた平野五岳や田近竹邨らの作品に対する親しみや、高い評価をうかがい知ることができます。
この漱石をはじめ、豊後南画にかかわりをもつ近代の文学者は少なくありません。東京美術学校で美術解剖学を講じ、帝室博物館総長にもなった森鴎外、臼杵出身で幼い時分から豊後南画に親しんで育った野上弥生子、国宝《十便十宜図》を含む日本美術コレクターとして知られる川端康成など、本展では明治から昭和にかけて活躍した6人の文豪たちをとりあげ、彼らにかかわりの深い豊後南画の作品を紹介します。
会期 | 令和5年11月14日(火曜日)~12月24日(日曜日) |
---|---|
開館時間 | 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで) |
休館日 | 11月20日(月曜日)、11月27日(月曜日)、12月11日(月曜日)、11月18日(月曜日) |
観覧料 |
一般310円(260円)、高大生210円(150円)中学生以下は市内市外を問わず無料 ※()は20名以上の団体料金 ※上記観覧料にてコレクション展(展示室1~4)をすべてご覧になれます。 ※特別展観覧料でコレクション展もあわせてご覧になれます。 ※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳提示者とその介護者は無料です。 ※コレクション展は「大分市美術館年間パスポート」がご利用できます。 |
会場 | 大分市美術館 常設展示室2 |
高橋草坪《竹林高士図》18世紀頃
帆足杏雨《松下高談図》1833
平野五岳《紅梅図》1886
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
Copyright © OITA CITY. All Rights Reserved.