ホーム > 文化・スポーツ・観光 > 文化 > 展覧会情報 > コレクション展 > 第1期コレクション展/展示室3、4「佐藤敬とフランス」をご案内します
更新日:2023年4月20日
ここから本文です。
佐藤敬 《ドン・キホーテ》
1931(昭和6)年
大分出身の洋画家・佐藤敬は、生涯で二度、フランスで生活しています。一度目は、東京美術学校卒業目前の1930(昭和5)年から1934(昭和9)年までの約4年間、二度目は、1952(昭和27)年から亡くなる1978(昭和53)年までの20年以上、フランスに滞在しました。
最初の渡仏では、パリを拠点にヨーロッパの歴史的な美術と同時代の美術を直接見てまわり、学ぶことが目的でした。実際、イギリス、イタリア、スペインにも渡り、美術館や教会、画家ゆかりの地を訪れています。また、モデルを雇って意欲的に制作を行い、パリの公募展サロン・ドートンヌにて入選を果たしました。さらに、日本の帝展にもフランスから出品し特選を受賞。帰国後の1935(昭和10)年には個展を開催し、渡欧の成果を発表しました。
戦後の1952(昭和27)年、未だ一般的な渡欧が難しかった時代に、佐藤は朝日新聞特派員としてフランスに旅立ちます。渡仏当初、1年程度の予定だった滞在は、20年以上を超える長期滞在となりました。経済的に厳しい時期もありましたが、日本にいる家族の支えもあり、個展や国際展に出品を重ねるなど、意欲的に活動を続けました。加えて、フランスに住む画家達と親しく交流しました。
本展では、佐藤敬のフランス滞在期の作品と手紙や写真などの資料を展示し、佐藤の制作と家族や現地の画家たちとの交流の様子を紹介します。
会期 |
令和5年4月19日(水曜日)~7月9日(日曜日) |
---|---|
開館時間 | 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで) |
休館日 | 4月24日(月曜日)、5月8日(月曜日)、5月15日(月曜日)、5月22日(月曜日)、5月29日(月曜日)、6月12日(月曜日)、6月19日(月曜日)、6月26日(月曜日)、7月4日(火曜日) |
観覧料 |
一般310円(260円)、高大生210円(150円)中学生以下は市内市外を問わず無料 ※()は20名以上の団体料金 ※上記観覧料にてコレクション展(展示室1~4)をすべてご覧になれます。 ※特別展観覧料でコレクション展もあわせてご覧になれます。 ※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳提示者とその介護者は無料です。 ※コレクション展は「大分市美術館年間パスポート」がご利用できます。 |
会場 | 大分市美術館 常設展示室3、4 |
佐藤敬《ツリコ・ヴェールの子供》
1930–34(昭和5–9)年
佐藤敬《巴里の裏町》
1956(昭和31)年
佐藤敬《凝結波》
1943(昭和18)年
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
Copyright © OITA CITY. All Rights Reserved.