おおいた市議会だより 203号 令和6年11月1日 発 行/大分市議会 編 集/広報委員会 電話番号 097-537-5645 ファクス 097-537-5657 コンテンツ おもな内容 P2 決算審査 来年度の予算編成に向け、前年度決算の評価を行いました クローズアップ議会 議会の目 …………… P2 事務事業評価審査結果 ……………………… P3 全員協議会を開催しました 行政視察報告 一般質問 -市民の声を反映- …………… P4~P8 市民意見交換会を開催 ……………………… P9 人事案件 常任委員会審査結果 ………………………… P10 第2回臨時会議決結果 ……………………… P11 第3回定例会議決結果 請願・陳情審査結果 編集後記 …………………………………… P12 令和6年第3回定例会の概要  開会日  会期を26日までと決定し、令和6年度大分市一般会計補正予算など20議案を上程し、市長の提案理由説明を受けました。また、大分じょうし公園西側土塀災害復旧事業に係る令和6年度大分市一般会計補正予算(第2号)を先議し、可決しました。その後、決算議案3件の審査のため、40名の委員で構成する決算審査特別委員会を設置しました。  一般質問  22名の議員が、防災行政や教育行政、たいじょうほうしんワクチン接種などについて質問しました。また、追加議案2件及び陳情2件を上程し、20議案とともに所管の委員会に付託しました。  委員会  各常任委員会では、議案、請願・陳情などの付託案件の審査を行いました。  議案をピックアップ  議第114号  へつぎ防災広場条例の制定について  (総務常任委員会)  この議案は、令和6年10月1日から供用を開始するへつぎ防災広場の設置及び管理について条例を制定しようとするものです。  採決  各常任委員長が付託議案等の審査結果報告を行い、委員長報告のとおり可決しました。また、追加議案の人権擁護委員の推薦に同意しました。  決算審査特別委員会  決算の概要等を審査した後、5分科会に分かれ、審査と事務事業評価を行いました。その後、各分科会の審査報告を受け、取りまとめを行いました。  閉会日  決算審査特別委員長が決算議案3件の審査結果報告を行い、委員長報告のとおり、要望事項を付して可決及び認定しました。また、小学校教師用指導書の購入に係る追加議案2件を可決し、閉会しました。 クローズアップ議会 議会の目 令和5年度決算の審査に当たって 決算審査特別委員長 ながた みちお  決算審査特別委員会には、正副議長と監査委員2名を除く議員が参加します。市政執行に係る予算等を審査した各常任委員会の所管に準じた分科会で審査することにより、予算から決算までを一連の流れとして評価・監視し、翌年度予算に反映できるよう、取り組んでいます。  決算審査の一環としての事務事業評価については、今年度も5分科会が各3事務事業を評価しました。分科会では、「消防団詰所等の建て替えに関して、建築資材高騰の影響はあるのか」、「児童育成クラブ事業に関して、今後、子供の数が急激に増えるであろう地区について、何か対応を考えているか」、「教育相談・特別支援教育推進事業について、メタバース等のICTの活用に当たっては、専門的な知識を持つ人材が必要ではないか」、「道路維持費については、管理道路の増加や資材価格等の高騰により現行の予算では対応できないのではないか」、「荒廃ちくりん整備・利活用推進事業によって、荒廃したちくりんが減少しているなどの効果が現れているものの、ちくりん整備のための人材確保や整備後の維持管理等の課題がある」など、様々な質疑、意見が出されました。その結果、拡充が6事業、継続が6事業、改善の上で継続が2事業、終期設定し終了が1事業となり、執行部に対し、事務事業評価結果に対する予算編成への反映状況等を報告するよう求めました。  第3回定例会開会日に上程された3決算議案については、審査した結果、一部反対意見がありましたが、6項目の要望事項を付して、原案を可決及び認定すべきものと決定しました。 今後も、一層の市民福祉の向上や市政の発展に寄与するよう評価・監視に努めていきます。 決算審査特別委員会の要望事項(抜粋) ・コロナ禍から続く原油価格・物価高騰など、厳しい経済情勢や不透明な社会情勢が続くことが予測される中、扶助費をはじめとした社会保障関係費や公共施設の老朽化に伴う更新経費、昨今多発する自然災害への対応などによる財政負担が懸念される。  今後も財政運営に当たっては、引き続き自主財源の確保に努め、市債残高にも十分留意し、財政構造の弾力性の確保と健全性の堅持に努めること。 ・教職員の業務負担軽減のため、他の中核市の状況を調査することも含め、教職員の業務過多の原因を分析・検証した上で、必要な対策を講じること。 ・人口減少に伴い地域公共交通の衰退が懸念される中、バス路線の休止や減便などの課題が顕在化している。新しい時代にふさわしい地域公共交通ネットワークの構築に向け、関係者と連携し対策を協議すること。 事務事業評価審査結果(全15事業から5事業を抜粋) ●消防団詰所等施設整備事業 (総務分科会) 評価区分「拡充」 ●児童育成クラブ事業 (厚生分科会) 評価区分「拡充」 ●学校保健事業 (文教分科会) 評価区分「拡充」 ●道路維持費(道路維持課) (建設分科会) 評価区分「拡充」 ●荒廃ちくりん整備・利活用推進事業 (経済環境分科会) 評価区分「継続」 全員協議会を開催しました 総合計画基本構想・第一次基本計画素案について聞く  総合計画は、本市のまちづくりを総合的かつ計画的に進めるため、市政運営の基本指針として定める最上位の計画です。現行の総合計画の計画期間は本年度末で終了することとなっており、新たな大分市総合計画基本構想・第一次基本計画素案について執行部から説明を受けるため、令和6年8月7日、全員協議会を開催しました。新たな計画素案の主要部分について説明を受けながら、現行計画との変更部分を確認し、議員からは、若者の意見の反映やコンパクトシティ等に関する質問、意見がありました。今後は、これらを含め様々な意見の反映について検討した結果の報告を受けます。 行政視察報告 詳細は議会ホームページで御覧いただけます。  令和6年5月及び7月に、先進自治体の行政視察を実施しました。各委員会の視察先と案件は次のとおりです。 総務常任委員会 静岡市  東静岡アート&スポーツ/ヒロバについて 石巻市  震災復興の取組と現状について等 厚生常任委員会 川崎市  かわさきけんこうふくじゅプロジェクトについて 長野市  子どもの体験・学び応援事業(「みらいハッ!ケン」プロジェクト)について 文教常任委員会 つくば市 部活動の地域移行の取組について 静岡市  静岡科学館について 建設常任委員会 川崎市  空家等対策について 盛岡市  パークPFI(公募設置管理制度)について 経済環境常任委員会 千葉市  脱炭素先行地域の取組について 秋田市  6次産業化の取組について 議会運営委員会 堺市   議会改革に関する取組について 一宮市  議会運営と議会改革について 子ども育成・若者活躍推進特別委員会 明石市  ひとり親家庭支援事業について 松本市  若者に関する取組について まちづくり推進特別委員会 呉市   次世代モビリティ導入に向けた交通社会実験について 福井市  福井版ほこみち制度「ふくみち」について 観光振興対策特別委員会 宇都宮市 宇都宮市観光振興プランについて 四日市市 工場夜景を活かした観光振興について 一般質問 市民の声を反映 第3回定例会では22名の議員が一般質問を行いました。その主なものを要約して掲載しています。 LGBTQ+の方々に寄り添った投票のあり方を 立憲民主党  うつのみや ようこ 質問 これまでもLGBTQ+当事者の生きづらさ解消を訴えてきた。性別に関するルールは身体性・自認性・社会性・戸籍性など全てが一致することが前提だったが、新たにそれぞれの性が違うことを認識し、時代に応じたあり方を当事者と関わりながら検討する必要がある。様々な場面で、自認する性とは異なる性別を突き付けられる度に苦痛を感じる当事者の「一票の重みに性別は関係ない」の声を受け、LGBTQ+当事者に寄り添った投票のあり方が必要と考えるが、本市の見解を求める。 総務部長 投票用紙自動交付機の男女別ボタンの押し分けなど、LGBTQ+の方に配慮した投票事務については、誰もが投票しやすい環境づくりの観点から大切なことと考えており、今後、他都市の事例等を調査・研究していきたいと考えている。 ふない断層地震の発生で想定される死者数は 無所属  いでぐち りょういち 質問 大分市の北部、ほぼ国道197号に沿って走る中央構造線がふない断層と呼ばれている。2017年12月に国が公表した中央構造線断層帯の長期評価(第二版)では、この中央構造断層帯で地震が発生した場合、南海トラフ巨大地震よりも甚大な被害が想定されている。そこで、ふない断層上で地震が発生した場合の大分市内の死者数について、地震発生の季節や時間帯を想定しつつ、南海トラフ巨大地震の被害想定と比較しながら教えてもらいたい。 総務部長 平成30年度に大分県が実施した大分県地震被害想定調査では、本市の人的被害が最大となるのは、南海トラフ巨大地震では、夏の12時に発生した場合で3,405人、中央構造線断層帯の地震では、冬の18時に発生した場合で25,928人の死者が発生するとされている。 災害対策としてのドローンの活用について 公明党 いまやま ひろゆき 質問 無人航空機ドローンの活用を実効性のある災害対策として確立するためには、今後どのような技術、機能、資源、組織体制等が必要となるのか、見解について聞きたい。 総務部長 災害時という特殊な環境下でドローンを安全・確実に飛行させ、情報収集を行うためには、日頃からドローンを活用して業務を行うなど、操縦者に一定のスキルやノウハウが必要となる。本市が独自にドローンを災害対策に活用するには、高度な操縦技術を有する人材の確保等が必要となるため、現状では協定などを活用し、民間事業者などが保有するドローンや人材を活用することが有効と考えている。今後は、本市地域防災計画を改定する際に、災害時のドローンの活用等について、計画に位置付けていきたい。 廃食用油の回収について検討を 公明党  はしもと たかひろ 質問 可燃ごみとされている食用油について、将来的な※サフへの再生を見据え、市で回収を検討してはどうかと考えるが、見解は。 環境部長 家庭から排出される廃食用油は、一部の地域で有価物として回収されているものを除きそのほとんどが家庭ごみとして焼却処理されている。廃食用油を資源として有効活用できれば、本市が推進する※フォーアールの取組につながるだけでなく、家庭ごみ排出量の削減や環境に優しい循環型社会の形成に寄与すると考えられる。今後、廃食用油を無駄なく有効活用するためには、家庭からの廃食用油を効率よく回収し、それを高品質な燃料等に安定的に精製し、地域で利用するという地域循環型システムの仕組みづくりが課題であると捉えており、引き続き国や他都市、サフ等製造事業者の動向などの情報収集に努めていきたい。 ※サフ … サステナブル アビエーション フューエル(持続可能な航空燃料)の頭文字をとったもので、廃食用油などを用いて生産される。 ※フォーアール … リフューズ(発生回避)、リデュース(発生抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再資源化)の4つの頭文字をとったもの。 宅配ボックス設置費補助事業の継続について ネットワークみらい  まつもと みちひろ 質問 宅配ボックス設置費補助事業については、昨年度より予算を増額して、800万円の予算枠で5月からスタートしたが、7月12日の時点で補助申請の受付を停止しているとの報告を受けた。このことは、宅配ボックス設置費補助に対する市民ニーズがいかに高いかが証明された結果であり、現状での追加の措置は厳しいと思われるものの、来年度以降も本事業の継続が必要と考えるが、見解は。 環境部長 宅配ボックス設置費補助事業は、宅配ボックスの購入費用の3分の1を補助するもので、上限額は、戸建て住宅が3万円、集合住宅が30万円である。本年度は、昨年度より予算を増額して実施したが、2か月半足らずで予算額に達したことから、市民ニーズの高さを改めて認識したところであり、来年度についても、予算の確保に努めていきたい。 企業立地促進に向けた取組についての考え方は 自由民主党  やまもと たくや 質問 社会保障や子育て支援などの福祉に対する予算が増加傾向になるため、歳入として税収を増やす必要があると考える。企業立地への支援施策は大変重要だが、商工労働観光部として、どのような思いで企業立地の促進に向けて取り組んでいくのか見解を聞きたい。 商工労働観光部長 企業立地は税収の増加や雇用の拡大、人口減少の抑制、地場中小企業への経済効果の波及など、地域経済の活性化に大きく寄与するため、企業立地促進助成金などの促進は、本市の経済発展のための重要な取組の一つであると認識している。今後も、各企業が必要とする支援を多角的かつ的確に把握する中、財政的支援はもとより、各種行政手続に関する相談やサポート体制などの充実に努め、本市の経済発展に資する企業立地等の促進に向けて引き続き取り組んでいく。 おおいた勤労者サービスセンターについて ネットワークみらい まつした きよたか 質問 令和6年度当初予算でおおいた勤労者サービスセンターへの補助金が半減された。限られた財源を有効に活用するという考え方は理解できるが、同サービスセンターの事業内容等を見ると、子供、子育て支援に役立っていると考える。これらのことを踏まえ、本市の勤労者福祉施策の中での同サービスセンターの位置づけを聞きたい。 商工労働観光部長 おおいた勤労者サービスセンターのサービスの中には、職場全員で参加できるものや家族も一緒に楽しめる企画もあり、快適な職場環境づくりや家族へのサービスにも貢献できるものと考えており、勤労者福祉施策を推進する上で、同サービスセンターは、中小企業で働く勤労者の福祉の向上並びに大分地域の中小企業の振興及び地域社会の活性化に欠かせないものと考えている。 高齢者等世帯に対するごみ出し支援事業について ネットワークみらい あんどう ふさよし 質問 高齢者等世帯に対するごみ出し支援事業の概要と利用件数を聞く。また、介護認定を受けるまでないものの歩行に困難を抱える方の世帯については、地域の自治委員等の意見を基に個別収集の認定要件とすることができないか、見解を聞く。 環境部長 本事業は、家庭ごみを地域の収集場所まで搬出することが困難な高齢者等の世帯に対し、市が玄関先等で無料で収集する事業である。令和6年7月末で252件の利用がある。事業対象者は65歳以上で要介護認定を受け訪問介護の生活援助を利用の方、障害福祉サービス受給者証の交付を受け居宅介護等を利用の方、疾病等でごみ出しが困難な旨の医師の診断書等を提出した方などである。自治委員等の意見を一律に認定要件とするのは難しいと考えるが、お困りの方は清掃業務課に相談していただきたい。 高額な新型コロナウイルス治療薬への公費補助を 日本共産党  ふくま けんじ 質問 令和6年3月末で新型コロナウイルス感染症に係る全ての特例措置が終了した。その後、全国的に感染が急拡大する一方で、高額な自己負担のため治療薬を避け、解熱鎮痛剤だけを求める患者が増えた。医者にかからず市販薬で済ませる受診控えも広がっている。重症化リスクを軽減する治療薬ラゲブリオは、処方1回当たり約3万円と非常に高額である。他の感染症で用いられる治療薬と同水準にするなど、公費補助制度の創設を国に要求するべきと考えるが見解は。 福祉保健部長 新型コロナウイルス感染症の治療薬については、高額なため、医師も処方にちゅうちょしている。こうした現状を踏まえ、市長が厚生労働省に対して、新型コロナウイルス感染症患者が受診しやすい体制の構築を要望した。今後も国の動向を注視していく。 軟骨伝導イヤホンの窓口設置について 公明党  くにむね ひろし 質問 難聴者の来庁時の新たな対応として、音漏れが少ない軟骨伝導イヤホンを窓口に設置することで、円滑な対話ができることが期待される。この軟骨伝導イヤホンは、耳の軟骨部分に振動子を接触させることで内耳へ直接音を伝達する軟骨伝導の原理を利用しており、難聴者においても音を聞き取りやすい特徴があるため、窓口に設置することで、難聴者の利便性向上につながると考えるが見解は。 福祉保健部長 軟骨伝導イヤホンは、補聴器と比べ、比較的安価で、耳の中に入れる必要がないため、汚れにくく、清潔さを保ちながら利用できるメリットがある。一部自治体で窓口に設置する動きがあるが、先行する自治体の状況を確認するとともに、福祉保健部の窓口にモデル的に設置し、利用状況の把握に努めていきたい。 女性相談支援員による対応の検討を 日本共産党  さいとう ゆみこ 質問 困難な問題を抱える女性への支援に関する法律に基づき、県は本年3月に支援計画を策定した。今後、県の計画に沿って本市も連携するとともに、国の来年度予算概算要求で拡充されている補助金の活用を前向きに検討すべきである。困難な問題を抱える女性への支援については、全庁的な支援のネットワーク強化のほか、相談窓口で状況を聞き取り、課題や問題を的確に捉えて支援につなぐ専門性の向上が求められるため、女性相談支援員による対応を検討すべきと考えるが見解は。 市民部長 本市では、困難な問題を抱える女性に対し、性暴力防止の啓発、自立した生活への援助、専門相談及び関係機関への紹介、就労支援など、全庁的な支援に取り組んでいる。女性相談支援員については、今後関係部局で議論を行っていきたい。 本市における不登校対策は 自由民主党  ながの たつお 質問 学校現場では教員不足の問題も解消されず多くの課題を抱えていると思うが、近年の不登校児童生徒数が多い状況を踏まえて実施した、今年度の1学期の取組と、今後の対策について聞きたい。 教育部教育監 本年7月に、本市の児童生徒の実態に応じた「おおいたこころプラン」を策定したところであり、教職員や保護者への周知を図り取組を進めるほか、校内教育支援ルームの設置や地域人材による学びの場の確保等の取組の充実に努めている。また、中学校入学後に不登校になる割合が高いことから、学校生活の負担を軽減できるよう、年度始めの授業時数軽減や行事の見直し等を学校の実情に応じて実施した。今後とも、誰一人取り残されない学びの保障に向けた取組のさらなる充実に努めていく。 不登校児童生徒の保護者への経済的支援について 立憲民主党 スカルリーパー・エイジ 質問 不登校の児童生徒がフリースクール等に通うためには、家庭の経済状況によっては、家計に大きな金銭的負担が生じる。家庭の経済的負担を軽減し、教育環境を改善すべきと考える。学校に通えない状況に対処し、学びや将来の社会参加において不利な状況にある児童生徒を支援するために補助金を支給しては。 教育部教育監 保護者への利用料等の補助は行っていないが、不登校児童生徒が公的機関やフリースクール等で相談支援を受ける際の交通費の負担軽減措置として、JR等の通学定期券利用の適用がある。なお、経済面で不安を抱える保護者には、スクールソーシャルワーカーが経済的な支援サービスを紹介したり関係機関へつないだりするなどの支援を行っている。今後とも児童生徒、保護者の心に寄り添う支援の充実に努めていきたい。 ひとり親家庭への支援策について 自由民主党  しん よしかず 質問 ひとり親家庭を支援する団体のイベントを手伝った際、子供たちに食べさせることで精一杯で野菜や肉などが買えず、自分は食事を2回に減らしている状況の中、こうした支援があることは本当にありがたい、頑張るといった声を聞いた。そこで、本市のひとり親家庭への支援策と、ひとり親家庭に特化した冊子等の作成についての見解を聞く。 子どもすこやか部長 ひとり親家庭の支援策として、母子・父子自立支援員による相談業務、ヘルパー派遣等の子育て・生活支援や、ひとり親家庭支援プラザでの資格取得のための講習会等の就業支援、母子・父子・寡婦福祉資金貸付金等の経済的支援等を行っている。また、様々な支援策を必要な方へ的確に周知することは重要であることから、冊子の作成も含め、効果的な周知の在り方を検討していく。 はるかわ中学校敷地内の樹木のメンテナンスについて 自由民主党  まき たかひろ 質問 はるかわ中学校の敷地内にはたくさんの樹木が植えられており、40年ほど経過し大きく成長しているものもあり、生い茂った樹木の剪定等に困るといった影響が出ている。特に激しく茂っている場合、思い切って上部をカットして低くする、もしくは間引く等の伐採ができないか、見解を聞きたい。 教育部長 学校敷地内の樹木のメンテナンスについては、本市において緑の保全や緑化の推進に関する総合的な計画である大分市緑の基本計画を策定しており、学校においても緑の保全等に取り組んでいるところである。一方で、敷地外への枝葉のはみ出し、落葉による近隣住宅への悪影響もあるため、上部切断による成長の抑制等に取り組んでいる。引き続き計画的な樹木管理を行うとともに、学校の状況に応じた対応にも努めていく。 産後ドゥーラを子育て世帯訪問支援事業の担い手に 公明党  かわべ ひろこ 質問 子育て世帯訪問支援事業は、家事・子育て等に対して不安や負担を抱える子育て家庭や妊産婦、ヤングケアラー等がいる家庭の居宅を訪問支援員が訪問した上で、家庭が抱える不安や悩みを傾聴し、家事・子育て等の支援を実施することを目的に開始した。本事業は開始したばかりであり、専門性を持った担い手の数は少ないと思われるが、訪問支援員の働きによっては実施効果が大きく異なる。そこで、子育て支援のプロとして認定を受けている産後ドゥーラを担い手として活用してはどうか。 子どもすこやか部長 子育て世帯訪問支援事業の担い手として、産後ドゥーラの活用は有効であると考えるが、現状は市内に有資格者がおらず、資格取得に多額の費用や数か月の研修受講が必要等の課題があるため、他都市の取組状況等について調査研究していく。 発達障がいの疑いがある子どもへの支援について おおいた市民クラブ いわかわ よしえ 質問 発達障がい児の日々の生活環境を整えるという意味では、作業療法士の医療的援助は大きいと考える。本市における3歳児健康診査の受診者のうち、発達障がいの疑いがあるとされたお子さんの人数とその後の支援体制について聞きたい。 福祉保健部長 令和5年度の受診者3,703人のうち、発達障がいが疑われる精神発達や情緒行動の項目で要経過観察・要精密検査となったのは619人となっている。健診の結果、個別の支援が必要な場合は保健所の心理士による発達相談を実施しており、希望する保護者に対しては、本市が委託する療育機関の作業療法士等が各保健センターで相談に応じる巡回療育相談を案内している。こうした取組を通じて保護者の抱える不安や悩みに寄り添い、必要な方には早期からの療育等の適切な支援につなげている。 大分市版スクールロイヤーの配置を ネットワークみらい  かい たかゆき 質問 子供の最善の利益に向けて、法的な根拠をもって問題解決する必要があり、今こそ学校全体の法令に基づく対応力の強化を図るために、大分市版スクールロイヤーの配置が必要だと考えるが、見解は。 教育部長 大分市学校問題解決支援チームや県が実施するスクールロイヤー活用事業の積極的な活用を図る中、学校だけでは解決が困難と思われる事案について、本市教育委員会の法律顧問と連携し、法的観点からの助言を継続的に受けながら、迅速かつ適切に対応している。今後とも、学校で発生する様々な事案への対応において、学校や教職員が孤立することなく、事案が早期に解決するよう、外部専門家や関係機関と併せて、法律顧問とも一層連携を図りながら、継続的な支援及び相談・指導体制の充実に努めていく。 小中学校における学校給食のカロリーについて ネットワークみらい  ほあき せいご 質問 県内の小中学校における学校給食のカロリーが、国の基準を下回っているとの新聞報道があった。今後の子供たちの成長に非常に大きな影響を与える問題であり、早急に県との協議による改善計画を示すべきと考えるが、見解は。 教育部長 本市の学校給食は、文部科学省が定める学校給食摂取基準に基づき、栄養バランスを考え、食育推進を図る観点から生きた教材として地場産物の活用や伝統的食文化の継承に配慮した献立作成に努め、基準値に近い数値を維持してきた。今後は、国、大分県、全国の自治体の動向及び材料費の価格変動を注視する中、献立作成者である栄養教諭等と連携し、多様な食品を適切に組み合わせ、児童生徒が各栄養素をバランスよく摂取するとともに、様々な食に触れることができるような給食の提供に努める。 教室に冷凍庫を設置し、熱中症対策の強化を 自由民主党  くらかけ まさひろ 質問 猛暑が続き、児童生徒が使用しているネッククーラーが下校時には既に効果を失っているという声を多く聞いている。他都市では既に各教室に冷凍庫を設置している事例も見られる。大分市でも小中学校及び義務教育学校の各教室に冷凍庫を設置し、児童生徒が授業中にネッククーラーを冷却できる環境を整えてはどうか。このような対策は暑さ対策だけではなく、命を守るための重要な施策と考えるが、市教育委員会の見解は。 教育部長 熱中症対策として、暑さ指数が31度を超える場合は体育授業の実技指導や運動部活動等を中止し、下校前の水分補給を呼びかけ、ネッククーラー等の使用を各学校に示している。今後、ネッククーラー等を冷却するための冷凍庫を教室に設置することも含め、効果的な熱中症対策について学校とも協議を重ねていく。 マンション管理組合への助言・指導について 無所属  つつみ ひでき 質問 令和5年3月、マンション管理の適正化推進のため、大分市マンション管理適正化推進計画が策定された。国は、都道府県等が、管理が不適切なマンション管理組合に対し、助言・指導を効率的に行うため、アンケートなどで管理状況を客観的に確認することを勧めている。本市が実施した実態調査の結果として、助言・指導の対象と思われるマンション管理組合に向けた取組を聞きたい。 土木建築部長 昨年度、築35年以上のマンション管理組合を対象に実施した実態調査によると、回答を得られた69の管理組合のうち、50の管理組合が長期修繕計画がないなどの理由で、助言や指導などを行う基準に該当している。該当の管理組合については、管理不全状態を解消するために、マンション管理士派遣事業の案内文書や啓発文書の送付を行っている。 イノシシによる農作物被害への今後の対策は 自由民主党  あだち よしひろ 質問 本市のイノシシによる農作物被害対策について、環境整備、予防、捕獲と3つの対策を総合的に進めていると聞くが、本市郊外部においては、いまだに一年を通し、イノシシによる甚大な農作物被害が発生している。農業生産へのモチベーションの低下に伴う耕作放棄地の増加など、農業生産に深刻な影響を及ぼすことが懸念されるが、今後の対策は。 農林水産部長 今後の対策としては、鳥獣被害防護柵の設置に係る補助事業の一部拡充について周知を図るとともに、国の補助事業を活用した住民の共同作業による広大な農地における柵の設置を推進する。また、鳥獣対策の知識を習得した本市職員と狩猟団体が協力して有害鳥獣駆除に努めるとともに、地域住民や警察、狩猟団体とのさらなる連携により、追い払いや箱わなによる捕獲の強化を図る。 市民意見交換会を開催 議会活性化推進会議 会長 なかみち としひさ  令和6年8月19日から23日、26日、市内13か所の支所、公民館等に議員が出向き、市民の皆さまと意見交換をさせていただきました。  「市議会及び市政への意見」の時間では、災害対策に関することや交通施策に関することなど、市政全般にわたる様々なご意見、ご質問を頂きました。皆さまから頂いたご意見などについては、今後委員会等で協議し、必要に応じて市担当部局に確認等を行いながら対応をまとめていきます。「対応」は議会ホームページや支所、公民館などで公表することにしています。  また、大分市議会議員全員で取り組んでいる「移住・定住の取組」をテーマにした意見交換でも多くの貴重なご意見を頂きました。  意見交換会も今年で15回目を迎え新たな課題も出てきました。また「市民の皆さまの声を市政に反映させる機能」と共に議会が持つ他の2つの機能(政策立案機能・市政のチェック機能)についても議員全員の力でさらに高めていかなければならないと思っています。 市民意見交換会 来場者アンケート ~議会に期待すること~ (抜粋) ・地域や団体等の意見を酌み取り、市政に反映させてほしい。 ・今後も前向きな議論や提言を行ってほしい。 ・市に対する提言後の施策をしっかりチェックしてもらいたい。 ・安全・安心で魅力あるまちづくりをしてほしい。 ・広く市民の意見を聞き、市民目線に立った開かれた市議会となることを期待している。 意見交換会の参加について 今回はじめて 30% 過去に参加したことがある 70% テーマを設定した意見交換を行うことについて 良かった 50% どちらとも言えない 36% テーマ設定は必要ない 9% 無回答 5% 今後、議会が開催する市民意見交換会に参加したいと思うか 参加したい 28% 機会があれば参加したい 60% あまり参加したいと思わない 5% 参加したくない 0% わからない 3% 無回答 4% 人事案件  9月17日に市長から提出された人権擁護委員の推薦についての人事案件は、委員会付託を省略し、本会議で直接審議した結果、次の方々の推薦に同意しました。 ▽人権擁護委員  おおた ひろこ (再任)  おかの ただお (再任)  むらかみ てつひこ (新任) 第77回大分県民スポーツ大会の結果  9月7日から9日に行われた第77回大分県民スポーツ大会に大分市議会議員が出場しました。議員ソフトボールは優勝に輝き、陸上の400mリレーでは2位入賞を果たし、大分市の総合優勝に貢献しました。 常任委員会審査結果  令和6年第2回定例会から継続審査となっていた請願・陳情並びに、令和6年第3回定例会に上程された議案等について各委員会で審査した要旨は、次のとおりです。 総務常任委員会 旧なかしま小学校跡地利用に関する陳情等を審査  当委員会は、予算議案1件、一般議案6件、陳情1件及び継続審査中の請願2件、陳情1件を審査した。  一般議案のうち、へつぎ防災広場条例の制定については、令和6年10月1日から供用を開始するへつぎ防災広場の設置及び管理について、条例を制定しようとするものであり、異議なく原案を承認することに決定した。  また、今回新たに付託された、旧なかしま小学校跡地利用に関する陳情については、委員から、「現状の維持管理に係る費用はどのくらいか」、「サウンディング調査の結果も踏まえた議論が必要ではないか」などの質疑、意見が出された。審査した結果、継続審査とすることに決定した。 厚生常任委員会 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正等を審査  当委員会は、予算議案2件、一般議案3件、陳情1件及び継続審査中の請願1件を審査した。  一般議案のうち、大分市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正については、大分市災害弔慰金等支給審査委員会を設置しようとするものであり、審査した結果、異議なく原案を承認することに決定した。  また、新たに付託された新型コロナウイルス感染症予防接種に導入されるレプリコンワクチンへの懸念の精査を求める陳情については、委員から、「10月から始まる定期接種のワクチンにレプリコンワクチンは含まれているのか」等の質疑が出された。審査した結果、継続審査とすることに決定した。 文教常任委員会 工事請負契約の締結について等を審査  当委員会は、予算議案1件及び一般議案4件を審査した。  一般議案のうち、大分市立じょうなん中学校校舎等長寿命化改修事業に係る工事請負契約の締結については、長寿命化改修及び増築工事について請負契約を締結しようとするものであり、委員からは、「この工事の設計図を確認したい」、「長寿命化改修について、根本的な考え方を検討してはどうか」、「利用しやすい施設となるように、設計が確定した後も柔軟に対応してほしい」などの意見等が出され、審査した結果、異議なく原案を承認することに決定した。  また、工事請負契約の変更については、大分じょうし公園西側土塀災害復旧工事請負契約について工法を変更するため、契約の金額及び工期を変更しようとするものであり、異議なく原案を承認することに決定した。 建設常任委員会 令和6年度大分市一般会計補正予算等を審査  当委員会は、予算議案1件及び一般議案2件を審査した。  予算議案の令和6年度大分市一般会計補正予算第3号歳出については、国の交付金を活用して実施する道路損傷箇所の自動検知システムの整備に係る委託料の計上であり、審査した結果、異議なく原案を承認することに決定した。  また、一般議案のうち、損害賠償の額の決定並びに示談については、ひよしばるりょくち内の駐車場において、どうりょくちの樹木が強風により折損し、同駐車場に駐車していた普通乗用車を破損したことに対する損害賠償の額の決定並びに示談をしようとするものであり、審査した結果、異議なく原案を承認することに決定した。 経済環境常任委員会 ホルトホール大分条例の一部改正について等を審査  当委員会は、予算議案1件及び一般議案1件を審査した。  予算議案の令和6年度大分市一般会計補正予算第3号歳出については、企業立地の促進に係る助成金の追加計上であり、審査した結果、異議なく原案を承認することに決定した。  また、一般議案のホルトホール大分条例の一部改正については、産業競争力強化法の一部改正に伴い、規定の整備をしようとするものであり、審査した結果、異議なく原案を承認することに決定した。 令和6年第2回臨時会 議決結果 議案番号 件名 議決結果 一般議案 議第105号 水槽付消防ポンプ自動車の購入について 可決(全員) 議第106号 救助資機材搬送車の購入について 可決(全員) 議第107号 小型動力ポンプ積載車の購入について 可決(全員) 議第108号 小型動力ポンプの購入について 可決(全員) 議第109号 工事請負契約の締結について(大分市役所本庁舎受変電設備棟増築電気設備工事) 可決(全員) 議第110号 工事請負契約の締結について(大分市役所本庁舎受変電設備棟増築工事) 可決(全員) 令和6年第3回定例会 議決結果 議案番号 件名 議決結果 予算議案 議第111号 令和6年度大分市一般会計補正予算(第2号) 可決(全員) 議第112号 令和6年度大分市一般会計補正予算(第3号) 可決(多数) 議第113号 令和6年度大分市介護保険特別会計補正予算(第2号) 可決(多数) 一般議案 議第114号 へつぎ防災広場条例の制定について 可決(全員) 議第115号 ホルトホール大分条例の一部改正について 可決(全員) 議第116号 大分市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部改正について 可決(全員) 議第117号 大分市職員等の旅費に関する条例の一部改正について 可決(全員) 議第118号 大分市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について 可決(全員) 議第119号 大分市国民健康保険条例の一部改正について 可決(多数) 議第120号 大分県後期高齢者医療広域連合規約の変更に関する協議について 可決(多数) 議第121号 人員搬送車の購入について 可決(全員) 議第122号 自書式投票用紙よみとり分類機用増設ユニットの購入について 可決(全員) 議第123号 工事請負契約の締結について(大分市立じょうなん中学校校舎等長寿命化改修事業 長寿命化改修及び増築工事) 可決(全員) 議第124号 工事請負契約の締結について(大分市わさだ公民館長寿命化改修工事) 可決(全員) 議第125号 市道路線の認定について 可決(全員) 議第126号 損害賠償請求事件に関する和解について 可決(全員) 議第127号 損害賠償の額の決定並びに示談について 可決(全員) 議第131号 大分市ひとり親家庭等医療費の助成に関する条例の一部改正について 可決(全員) 議第132号 工事請負契約の変更について(大分じょうし公園西側土塀災害復旧工事) 可決(全員) 議第134号 令和2年度小学校教師用指導書の購入について(追認) 可決(全員) 議第135号 令和6年度小学校教師用指導書の購入について(追認) 可決(全員) 決算議案 議第128号 令和5年度大分市歳入歳出決算の認定について 認定(多数) 議第129号 令和5年度大分市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について 可決及び認定(多数) 議第130号 令和5年度大分市公共下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について 可決及び認定(多数) 人事議案 議第133号 人権擁護委員の推薦について 同意(全員) 請願・陳情 審査結果 番号 題名 議決結果 新たに提出されたもの 令和6年陳情第3号 新型コロナウイルス感染症予防接種に導入されるレプリコンワクチンへの懸念の精査を求める陳情 継続 令和6年陳情第4号 旧なかしま小学校跡地利用に関する陳情 継続 継続審査中のもの 令和5年請願第10号 刑事訴訟法の再審規定(再審法)の改正を求める意見書提出方について 継続 令和6年請願第5号 日本政府に核兵器禁止条約への参加・調印・批准を求める意見書提出方について 継続 令和6年請願第7号 訪問介護費の引下げ撤回と、介護報酬引上げの再改定を早急に行うことを求める意見書提出方について 継続 令和6年陳情第2号 陸上自衛隊大分ぶんとんちへの弾薬庫9棟建設についての陳情 継続 第4回定例会の日程  令和6年第4回定例会は、11月29日から12月13日までの予定です。(日程は、変更することがあります) 会議録の御案内  大分市議会の本会議での質問や答弁、市長の施政方針などの発言は、毎回、会議録にまとめられ、市民図書館や公民館などで自由に御覧いただけます。  また、ホームページの大分市議会→会議録検索からも御覧いただけます。 〔 本会議をケーブルテレビで中継しています 〕  大分ケーブルテレコムは地上デジタル121チャンネル、大分ケーブルネットワークは地上デジタル112チャンネルで生中継します。  ひがしおおいたシステムは、定例会終了後に録画中継をします。 〔 本会議をインターネットで中継しています 〕 (生中継)次回の生中継は、令和6年第4回定例会(11月29日、12月5日、6日、9日、13日)のいずれも午前10時からの予定です。 (録画中継)過去4年分の録画中継を御覧いただけます。 編集後記 広報委員 うつのみや ようこ  今月も「おおいた市議会だより」を手に取っていただき、ありがとうございます。市民のみなさんから「いつも市議会だよりを見ているよ」とお声かけいただく度に広報委員として何よりもありがたくうれしく思っています。  私自身議員になって、暮らしは政治そのものだと感じています。暮らしの枠組みを作るのが政治の役割。だからこそ、その政治の場である議会の様子を分かり易く丁寧に市民のみなさんにお伝えしていくことは、本当に大切なことです。そのため、障がいの有無や年齢などによって異なる様々なニーズに対応しながら誰にとっても読みやすく分かりやすい紙面となるよう、これまでも音声読み上げ機能の追加など様々な工夫を重ねてきました。  「おおいた市議会だより」を一つの窓として、議会への関心を深めていただければ幸いです。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。