更新日:2023年4月1日
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受動喫煙によってリスクが高まる病気には肺がん、脳卒中などがあります。年間15,000人が、受動喫煙を受けなければこれらの疾患で死亡せずに済んだと推計されています。多くの人が利用する施設については、健康増進法により原則屋内禁煙とすることが定められています。
受動喫煙とは、本人がたばこを吸っていなくても、他の人が吸っているたばこから立ちのぼる煙や、その人が吐き出す煙を吸い込んでしまうことをいいます。いずれの煙にもニコチンやタールなど多くの有害物質が含まれており、それを吸い込んだ人にも影響を及ぼします。
原則屋内禁煙ですが、基準を満たせば喫煙室の設置が認められています。施設内に喫煙できる場所がある場合は、その施設の主な出入り口と喫煙室に標識があります。
喫煙可能エリア以外の場所は禁煙です。また喫煙可能エリアには20歳未満の人は立ち入り禁止です。遊びに行ったり、外食へ行く等でお店を選ぶ際には喫煙と禁煙を確認して選びましょう。
屋外や家庭などの居住用の場所については規制がありません。ただし、望まない受動喫煙を生じさせないように配慮する義務はあります。屋外で喫煙をする際には、まわりの人に煙を吸わせないように配慮しましょう。また受動喫煙は子どもの健やかな成長を妨げます。家庭内でも受動喫煙が起こらないように気を付けましょう。