ノロウイルスによる食中毒・感染症を予防しましょう

毎年10月頃から翌年の4月にかけて、ノロウイルスの感染を原因とするウイルス性の嘔吐・下痢症が流行します。特に保育園、幼稚園、小学校などに通う子どもたちや、高齢者が集団生活を送っている施設内では、ヒトからヒトに感染し、爆発的に流行することがあります。
 
1.ノロウイルスとは?
〇乾燥した冷たい環境を好むウイルスなので、
冬季を中心に流行します。
感染力が強いため、ごく少量のウイルスでも口から体内に入ると感染します。
〇感染すると、腸で増殖して、1~2日後に吐き気、おう吐、発熱(38度前後)、下痢などの症状が現れます。
〇その症状は通常2~3日程度で自然に治癒します。
 ・
体内のノロウイルスを直接やっつける薬はありません。
 ・ワクチンなどの予防薬もありません
 ・免疫ができにくいので、「一度かかったら大丈夫」ということはありません。
〇感染すると、患者の吐物や便とともにノロウイルスが約1週間排出されます。  
〇患者の手からウイルスがいろいろな所(ドアノブや手すりなど)に付着すると、そこを触った他の人の手に付き口に入ると感染します。
〇ノロウイルスは熱に弱いので、加熱(85度1分半以上)することでやっつけることができます。
〇ノロウイルスの消毒には煮沸等の加熱殺菌、もしくは塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム:200ppm以上)で浸すようにすること等が有効です。

2.どうやって感染するの?
ノロウイルスに汚染された食品(カキ等の二枚貝など)や飲料水を生または加熱不十分の状態で摂取する場合、嘔吐・下痢症状のある調理従事者や配膳者の手指が食品に触り、ウイルスの付着した食品を摂取する場合があげられます。
 また、感染した全ての人が発症するわけではなく、症状が無い人もいます。

ノロウイルス経路

手洗い

3.どうやって防げばいいの?
(1)手洗いはこまめに行う。
・最も重要な予防方法は手洗いです。わずか数個~100個のウイルスで感染するので、外出から帰った時や調理や配膳の前、トイレの後、食事の前などには手洗い(1回では不十分な可能性があるので2回以上)をしっかりしてウイルスを洗い落としましょう。

(2)生ものの取扱いは慎重にする。
・カキなどの二枚貝の生食はできるだけ避け、十分加熱(
中心部が85度以上で1分半以上) しましょう。
・とくに子どもや高齢者など抵抗力の弱い方は、加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱して食べましょう。
・井戸水や湧水など、消毒が不明な水は煮沸して利用しましょう。

(3)調理器具をわける、十分に洗浄する。
・専用のまな板や包丁を使い、使用後は熱湯消毒しましょう。

(4)フキンは十分に消毒を。
・フキンは洗剤で洗うだけでなく、熱湯や塩素系漂白剤で消毒をし、日光に当てるか乾燥機で十分に乾燥させて使用するようにしましょう。
※ノロウイルスの消毒には煮沸等の加熱殺菌、もしくは塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム:200ppm以上)で浸すようにすること等が有効です。(手指等の体の消毒をすることは絶対にやめてください。)
※次亜塩素酸ナトリウムの希釈の仕方については、このページの下部にある図「塩素消毒」をご覧ください。

(5)嘔吐・下痢便の処理はマスク・手袋着用を。
・嘔吐物や下痢便には、ノロウイルスが大量に含まれています。処理の際に吸い込むと感染してしまう恐れがありますので、マスク・手袋をしっかりと着用し雑巾・タオル等で嘔吐・下痢便をしっかりと拭きとってください。拭きとった後は、ビニール袋に入れて密封し、捨ててください。その後、汚れた衣服や物品、嘔吐・下痢便のあった場所を中心に塩素系漂白剤(200ppm以上)で消毒してください。


塩素消毒

4.もし感染してしまったら 

〇体力の弱い幼児や高齢者などの場合は、嘔吐や下痢などにより脱水症状を起こすことがありますので、十分な水分補給が大事です。
〇感染が疑われた場合は、かかりつけの医師に相談しましょう。

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この情報のお問い合わせ先
大分市保健所衛生課 食品衛生担当班
電話:(097)536-2704  FAX:(097)532-3490

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