23年版環境白書 概要

− 子どもたちに渡そう 美しい大分 −

望ましい環境像 〜心の豊かさをはぐくみ 環境と調和する質の高い社会をめざす都市 おおいた
−大分市環境基本計画から−



 「環境白書」は、わたしたちの生活環境を守るため、大気、水質、騒音などの測定、監視指導ならびに環境教育や環境保全の啓発事業を行った結果をまとめたものです。
 「平成23年版環境白書」ができましたので、その概要について紹介します。


大気汚染
 一般環境大気測定局12局と自動車排出ガス測定局2局での平成22年度常時監視測定結果の年平均値は、前年度と比べて大きな変化は見られませんでした。
 二酸化硫黄、二酸化窒素、一酸化炭素、浮遊粒子状物質は全測定局で環境基準を達成しましたが、光化学オキシダントは全測定局で環境基準を達成できませんでした。近年は光化学オキシダント濃度の上昇要因の一つとして、大陸からの越境大気汚染の影響が指摘されています。なお、平成22年度は光化学オキシダントに係る予報等の発令はありませんでした。
 また、6地点でベンゼンなどの有害大気汚染物質(注)の測定を実施した結果、ベンゼン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ジクロロメタンは全地点で環境基準を達成しました。
 ダイオキシン類は4地点で調査を実施し、全地点で環境基準を達成しました。
 引き続き環境基準を達成するための取り組みを続けていきます。
(注)有害大気汚染物質・・・継続的に摂取されると人の健康を損なうおそれのある物質で、国により23物質が定められています。


悪臭
 
悪臭が発生するおそれのある工場、事業場について、悪臭防止法で規制基準が設定されているアンモニアなどの悪臭物質の調査を実施しました。
 その結果、平成22年度に調査を行った10の工場はすべての規制基準に適合していました。


水質汚濁 
 
河川36地点、海域14地点で調査を行いました。
 平成22年度の調査結果を代表的な水質指標であるBOD(生物化学的酸素要求量)、COD(化学的酸素要求量)でみると河川1水域で環境基準を達成していませんでした。海域についてはすべての水域で環境基準を達成しました。

 地下水については45地点で調査を行いました。そのうち、概況調査では1地点で砒素が環境基準を超過していました。この井戸の周辺1地点で汚染井戸周辺地区調査を実施したところ、砒素は環境基準を超過していませんでした。継続監視調査では、7地点で環境基準を超過しました。
 ダイオキシン類は河川11地点、地下水16地点、土壌10地点で調査を実施し、すべての地点で環境基準を達成しました。
 その他、海水浴場調査、トリハロメタン生成能調査等を行いました。


騒音
 市内53地点で環境騒音調査を行った結果、50地点で環境基準を達成していました。
 また、自動車交通騒音の調査を行った結果、道路に面する地域の評価対象住居等 23,024戸のうち約96パーセントで環境基準を達成していました。

 

工場などの公害規制
 工場や事業場がばい煙、排水、騒音などを発生する施設(法令で定められたもの)を設置する場合は、事前に施設の届け出の指導を行い、公害の未然防止に取り組んでいます。
 また、工場等への立ち入りを行い、法令の基準を守っているかを調査しています。
 その結果基準を超えていたり、運転、管理が適切でない施設等については、改善を指導しています。

 

公害苦情の概況
 平成22年度における公害苦情の受理件数は、319件で前年度より31件増加しています。
 種類別に見ると、騒音に係る苦情が109件で最も多く、次いで大気汚染、悪臭になっています。
 苦情の発生源を業種別に見ると、サービス業、会社・事業所以外(主に家庭生活)、建設業、製造業からのものが多く、地域別では住居系地域での苦情が多くみられます。
 この対策として、悪臭、ばい煙、排水や騒音防止のための指導や啓発活動を行っています。 

 

苦情グラフ

環境保全
 一人ひとりが環境問題に関心を持ち、環境に配慮した行動を心掛けるとともに、より良い環境の創造活動や自然とのふれあいを促すために、大分市環境展、環境ポスター展、大分市身近な自然観察会、エコ・クッキング講習会、こどもエコクラブ事業、環境教育副読本「わたしたちと環境」の作成、環境出前講座などの啓発活動を実施しました。

 地球温暖化対策として、市民、事業者、行政(市)からなる「地球温暖化対策おおいた市民会議」での幅広い論議を経て、「おおいた市民一斉省エネチャレンジ」や「おおいた市民環境大学」等の事業を行いました。身近な環境問題から地球環境問題まで、最近話題のテーマを中心に、市民の皆さんが気軽に学習できる場として、平成22年10月に「おおいた市民環境大学」(全7講座)を開設し、64名が受講しました。

 また、「市民協働のまちづくり」の柱の1つである「地球環境保全の取り組み」として、6月の環境月間中と12月の地球温暖化防止月間中には、全市域一斉に、地球温暖化の主な原因とされる二酸化炭素の排出抑制に向け、家庭や事業所で節電、節水、節ガス、エコドライブなどの省エネ行動を行う、「おおいた市民一斉省エネチャレンジ2010(夏)・(冬)」を実施しました。冬のチャレンジの一環として、市内の小学校4年生以上から中学生までの児童生徒に1週間、家族と一緒に省エネ行動に取り組む「省エネチャレンジ日誌」を行いました。また、地球にやさしい取組みを継続して行うことを宣言していただく「アスまる宣言」を11月からはじめました。さらに、温室効果ガスの削減を図るために「環境にやさしい自動車導入推進事業」として、電気自動車を購入する市民に対し経費の一部を支援し、平成22年度は電気自動車(1台につき30万円)5台を対象に助成しました。

環境保全

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この情報のお問い合わせ先
環境部 環境対策課
電話:(097)537-5622  FAX:(097)538-3302

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