認知症とは、成人になってから起こる認知機能(物事を判断する能力)の障害です。いろいろな原因で脳のはたらきに障害が起こり、生活に支障が出ている状態をいいます。認知症は、誰でもなる可能性のある病気です。
「認知症の人は何もわからない」は間違いです。自分がつい先ほど体験した全体を忘れてしまうという症状から、体験した過去から現在という連続性がなくなるため、本人は絶えず心が休まらず不安な状態におかれていることになります。このような心理を理解する周囲の関わりが、安心感を与えるコミュニケーションにつながります。
認知症かどうかのポイントは3つ
ア.記憶の低下
● 大切なことを忘れる。 ● 先ほどの体験全体を忘れる。
イ.認知の障害
● 時と場所の見当がつかない。 ● 物事の手順がわからなくなる。
● 簡単な計算ができない。 ● 道具を正しく使えない。
● 親しい人でもわからない時がある。
ウ.生活の支障
● 今での暮らしが困難になる。 ● 周りの人とトラブルを起こすことが多くなる。
普通の物忘れと認知症の違い
〈普通の物忘れ〉 〈認知症〉
● 経験したことが部分的に思い出せない。 ● 経験したこと全体を忘れる。
● 目の前の人の名前が思い出せない。 ● 目の前の人が誰なのかわからない。
● 物の置き場所を思い出せないことがある。 ● 置き忘れ・紛失が頻繁になる。
● 何を食べたか内容を思い出せない。 ● 食べたこと自体を忘れる。
● 約束をうっかり忘れてしまった。 ● 約束したこと自体を忘れる。
● 曜日や日付を間違えることがある。 ● 月や季節を間違えることがある。
上手に関わるコツ
● 近くでゆっくり話しましょう。
● 言葉だけでなく相槌をうつことや、軽いスキンシップをするなどのコミュニケーションも有効です。
● 責めたり叱ったりするのではなく、本人の気持ちを受け止めましょう。
● わかりやすい言葉で1つずつ伝えましょう。
● その人らしさを大切にしましょう。
● 孤独にさせないようにしましょう。
大分市では認知症の理解を深めるために、「認知症サポーター養成講座」(出前講座)を開催しています。認知症について、もっと知りたいと思う方は近所の方や友人など(少人数でも可)お誘い合わせの上、
長寿福祉課 権利擁護担当班 (電話 097−537−5771)
までお気軽にお問い合わせください。
講座を受講された方は『認知症サポーター』となり、「認知症の人を支援します。」という意思を示す目印の"オレンジリング"をお渡しします。
認知症に関する相談窓口をご紹介します
● 大分市長寿福祉課 権利擁護担当班 電話番号 097−537−5771
● 地域包括支援センター 市内17箇所(各中学校圏域)
● 大分市保健所 認知症の悩み電話相談 (保健師が相談に応じています。) 月〜金曜日(祝日を除く) 午前9時〜午後4時30分
みな いいろうご
電話番号 097−537−1165
● (社)認知症の人と家族の会 大分県支部
○認知症電話相談 火・水・木・金曜日 午前10時〜午後3時
○大分の集い(毎月 第4水曜日 午前10時〜午後2時30分) → 大分県社会福祉介護研修センターにて開催
○稙田の集い(毎月 第3水曜日 午前10時〜正午) → 稙田市民行政センターにて開催
〈連絡先〉
870−0160 大分市明野東3丁目4番1号 大分県社会福祉介護研修センター内 電話番号・FAX 097−552−6897