ホーム > 文化・スポーツ・観光 > 文化 > 展覧会情報 > コレクション展 > 第1期コレクション展/展示室4「河合誓徳と髙山辰雄―ふるさと大分の風景」をご案内します
更新日:2022年5月20日
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河合誓徳《明け行く》
「私をささえてくれたものは郷土であり、郷土の大先輩たちです。朝倉文夫、福田平八郎、髙山辰雄などの諸先輩がどんなに心のささえになり励ましとなったことか」
―河合誓徳「郷土を誇りに 陶芸家 河合誓徳」『大分合同新聞』1972年7月4日
大分県出身の陶芸家・河合誓徳は、山々が重なり合う風景やみかん畑の風景を陶芸作品に表現しました。これらは、大分県内でのスケッチに基づいています。河合は「工芸の空間の中で人に感動を与えるものは何か。それは愛情ではないかと思った。愛情を持てるのは、自分の古里」だと考え、「古里」をモチーフに選んだと述べています。
同じく大分県出身の日本画家・髙山辰雄も、《限りなき大分》のように大分の風景を描きました。また、例えば《明けゆく》のような、どこと明示しない風景画についても、描かれる雄大な山々や静かな森の景色は、髙山にとってのふるさと大分の心象風景のように見えます。河合と髙山は、陶芸と日本画という異なる分野で活躍しましたが、その風景表現には、静かな森に湿度の高い空気が立ち込めるような景色が共通しています。
河合誓徳と、河合が薫陶を受けた同郷の先輩・髙山辰雄、それぞれのふるさと大分の風景をお楽しみください。
会期 | 令和4年4月13日(水曜日)~7月10日(日曜日) |
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開館時間 | 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで) |
休館日 | 4月18日(月曜日)、25日(月曜日)、5月9日(月曜日)、5月16日(月曜日)、5月23日(月曜日)、5月30日(月曜日)、6月13日(月曜日)、6月20日(月曜日)、6月27日(月曜日)、7月5日(火曜日) |
観覧料 |
一般310円(260円)、高大生210円(150円)中学生以下は市内市外を問わず無料 ※()は20名以上の団体料金 ※上記観覧料にてコレクション展(展示室1~4)をすべてご覧になれます。 ※特別展観覧料でコレクション展もあわせてご覧になれます。 ※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳提示者とその介護者は無料です。 ※コレクション展は「大分市美術館年間パスポート」がご利用できます。 |
会場 | 大分市美術館 常設展示室4 |
河合誓徳《浅春》2004頃
髙山辰雄《明けゆく》1958
髙山辰雄《日輪》1960代後半
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