ホーム > 文化・スポーツ・観光 > 文化 > 展覧会情報 > 過去の展覧会 > 平成25年度(展覧会情報) > 25年度 特別展2「郷土在住作家展7 詫間夢鳳展/渡辺恭英展」
更新日:2014年9月30日
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詫間夢鳳 竹柏勁心 2007年 大分市美術館蔵
詫間夢鳳(大分市在住)は、1931(昭和6)年、大分県別府市生まれ。1949年、大分県立別府第一高等学校卒業後、新聞社、広告代理店、百貨店等で挿絵や図案関係の仕事に携わった後、1985年、中国・武漢市で水墨画を学び、以後、本格的に水墨画に取り組んだ。
また、1991(平成3)年には、中国・武漢市で個展を開催、1994年、アメリカ・インディアナ州で水墨画の指導を行い、1997年には、大分県水墨画協会の設立に参加、また、翌年大分県で開催された第13回国民文化祭では水墨画部門の審査員となり、現在は全国水墨研究会常任理事・審査員、大分県水墨画協会会長を務め、県水墨画界の第一人者として、精力的に活動を続けている。
本展では、1991年の「酔翁図」や、1999年の日本大分書画三人展(中国・上海市)出品作の「仁王と雀」等、初期の水墨画作品に加え、最新作、並びに関連資料約100点により、水墨画家詫間夢鳳の活動の全容を紹介した。
渡辺恭英 断裂2 1985年 大分市美術館蔵
渡辺恭英(大分市在住)は、1936(昭和11)年、大分県大野郡上井田村(現在の豊後大野市朝地町)生まれ。1960年、大分大学学芸学部を卒業後、美術教師として県下の高等学校・中学校で教鞭を取り、大分大学教育学部附属中学校教頭を経て、1993(平成5)年、大分大学教育学部助教授、翌年、同大学教授となった。
また、この間、1963年の大潮展以降、油彩画の制作に取り組み、新象作家協会展、二科展、新制作協会展等の全国公募展に積極的に挑戦を続け、数多くの賞を受賞した。
また、2000年に朝倉文夫記念館館長(2005年3月まで)、2005年に大分県美術協会会長(2期4年)となり、現在大分県芸術文化振興会議理事長を務めている。
本展では、70年代の「包まれたもの」、80年代の「ペーパー」、90年代の「抽象」、2000年代の「いのち」の各シリーズより厳選した代表作約80点及び関連資料により、洋画家渡辺恭英の50年にわたる画業の全貌を紹介した。
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