更新日:2019年5月24日
ここから本文です。
本市の交通環境対策の取り組みが、第10回EST交通環境大賞「優秀賞」を受賞しました。
EST交通環境大賞は、わが国におけるEST(Environmentally Sustainable Transport:環境的に持続可能な交通)の更なる普及のために、地域の交通環境対策に関する取り組み事例を発掘し、優れた取り組みの功績や努力を表彰するとともに、その取り組みを広く紹介し、普及を図るために、平成21年度に創設されたものです。
表彰式は、令和元年5月13日(月曜日)午後1時30分からルポール麹町「ロイヤルクリスタル」(東京都千代田区平河町)で執り行われました。桑田龍太郎 大分市副市長が出席し、EST普及推進委員会委員長 太田勝敏氏(東京大学名誉教授)から表彰状が授与されました。
表彰式の様子
記念撮影
表彰状
第10回EST交通環境大賞「優秀賞」
大分市
「環境にやさしい交通でにぎわいのあるまちづくり」
大分駅南北駅前広場が整備されたことで、交通結節点が強化されたほかに、シンボルロードの整備が行われた中、市民、交通事業者、行政の役割を明確化し、連携を図りながら、自転車等の地球環境への負荷の低減につなげるさまざまな交通環境対策を進めている。駅前の社会基盤整備、バス等の公共交通ネットワーク、自転車やモビリティマネジメント等のソフト施策を上手く組み合わせて総合的に取り組みを進めている点が高く評価された。
大分市では、大分駅南土地区画整理事業により大分駅南北駅前広場が整備されたことで、鉄道やバス、タクシーの乗り継ぎが円滑になり交通結節機能が強化されたほか、シンボルロードの整備が行われた。また、同時期に実施された鉄道高架化や駅ビル建設と相まって駅周辺空間が様変わりした。このような中、まちの機能をコンパクトに集約した利便性の高いまちづくりが必要とされ、道路整備と併せた誰もが快適に移動できる公共交通ネットワークの構築が求められている。
平成29年3月には持続可能な地域公共交通網の形成を目的に「大分市地域公共交通網形成計画」を策定し、望ましい公共交通のすがたを明らかにするとともに、市民、交通事業者、行政の役割を明確化し、連携を図りながら主に以下の取り組みを進めている。
平成6年9月30日に、高齢者や障害のある方々が安全かつ快適に移動できる交通システムの実現のため、各種調査研究・情報提供を行うとともに鉄道駅等の交通ターミナルにおけるエレベーター、エスカレーター等のバリアフリー施設の整備事業等の支援を行う『財団法人交通アメニティ推進機構』として運輸大臣(現国土交通大臣)より設立認可されました。
平成9年には業務内容の充実を図るとともに、名称を『交通エコロジー・モビリティ財団』に改め、運輸およびその関連分野における移動円滑化(交通バリアフリー)の推進ならびに環境対策の推進を図ることを目的とし、人と地球にやさしい社会環境の実現を目指して活動を推進しています。