ホーム > 文化・スポーツ・観光 > 観光ガイド > 大分の観光 > 特集 > 大分市の産業の魅力を紹介します! > 大分市親善大使の産業観光体験レポート!~日本製鉄(九州製鉄所 大分地区)、大分県漁業協同組合(佐賀関支店)編 vol.1~
更新日:2023年1月5日
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産業観光とは、その地域特有の歴史的・文化的価値のある産業文化財(古い機械器具、工場遺構などのいわゆる産業遺産)、生産現場(工場、工房等)および産業製品を観光資源とし、製造工程の見学・体験・学習を通じて、知的好奇心を満たしてくれるものです。
大分市には多種多様な企業が活発な経済活動を展開しており、見学・体験・学習プログラムがたくさんあります!
現在は、新型コロナウイルスの影響で工場見学の受入れを休止している企業も多く、大分のモノづくりを体感していただく機会が減少していますが、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いた際に、ぜひ皆様に大分市の誇るモノづくりの環境を知っていただくきっかけになればと思い、大分市親善大使が大分市の産業観光プログラムを紹介します。
今回は「日本製鉄(株) 九州製鉄所 大分地区」と「大分県漁業協同組合 佐賀関支店」の見学プログラムを大分市親善大使の工藤栄華さんが体験レポートします。
今回ご紹介するのは、日本製鉄(株) 九州製鉄所 大分地区です。
工場を囲むように4kmにわたって続くグリーンベルトと春に咲き誇る桜並木の景色に普段から慣れ親しんでいましたが、今回はその内側を見学させていただきました。
受付場所のコミュニケーションセンターの玄関では障がい福祉施設の皆さんが植えられた花が迎えてくれました。
日本製鉄(株) 九州製鉄所 大分地区のかっこいい工場写真の前で記念撮影。
まずは、製鉄所の概要についてビデオで鑑賞。
最大の特徴は、なんといってもその規模の大きさです。東京ドーム150個分もの広大な敷地の中に、さまざまな施設や設備が備わっています。
また、大分港は、大深水の天然良港であり、ここ日本製鉄が面している箇所は水深30mと深く、世界最大級の40万トン級のタンカーも着桟できる全国でも有数の立地です。
そのため、海外からの原料を積載した巨大船が真っ先に立ち寄るのが、ここ九州製鉄所 大分地区になります。
ビデオ鑑賞が終わったら、構内を見学します。
工場内を見学する際は、安全のため長袖、長ズボン、かかとの低い靴の準備が必要なので、今回は特別にヘルメットと作業着をお借りしました。
着替え終わりましたので、早速工場見学へ出発です!
まずは、バスの車窓から鉄鉱石や石炭ヤード、シーバース、高炉を見学し、厚板もしくは熱延工場を見学します。
バスに案内者が添乗するので、一つ一つの設備について詳しく解説をしてくれます。(構内は撮影禁止)
今回案内してくださった方イチオシの場所は、シーバースとのこと!
岸壁には600m超の長さを誇る日本最大のシーバースがあり、原料が同時に数隻の船から下されていく様はさながら特撮映画のワンシーンのようで、童心に返ってかじりついてしまいました。
厚板工場に到着しました。(特別に工場前で撮影。)
厚板工場では、熱々のスラブを規格に合わせて圧延する工程を間近で見学することができます。
赤々と光る巨大な鋼片、響き渡る轟音、肌で感じる熱。
圧延工程を、まさしく五感で感じます。
迫力がすさまじく、言葉では言い表せないほどの衝撃を受けました。
この感動を、ぜひたくさんの方々にも体験していただけたらと思います。
厚板工場前には長さ20mの厚板があります。こちらの厚板を作る過程を体感することができます。
また厚板にはスローガンが!働いてる皆さんの情熱を感じます。
厚板工場から帰ってきたら、施設内にあるレイアウト模型で見学ルートを復習します。
かなり広い範囲を見学していました。
工場見学の記念にいただいた学習帳と鉄を運ぶトーピードカーの消しゴム。中には鉄の話やレアキャラ「ソクラテツ」君が登場しています。
日本製鉄(株)九州製鉄所 大分地区は、来年創業50周年を迎えます。
半世紀も昔から私たちの生活を支え続け、これからも時代のニーズに合わせて進化し続ける、水と緑と太陽の製鉄所。
私たちの生活に必要不可欠な鉄は、ここで生み出されています。
新型コロナウイルスの影響で現在は工場見学の受入れを休止しておりますが、コロナ禍が明けた際には、ぜひ皆さまにも、産業都市大分と日本製鉄(株) 九州製鉄所 大分地区のことをもっと知って、少しでも身近に感じていただけると嬉しいです。
大分市親善大使の産業観光体験レポート!~日本製鉄(九州製鉄所 大分地区)、大分県漁業協同組合(佐賀関支店)編~Vol.2