第43回大分市技能者表彰 受賞者を紹介します
大分市では、高い技能を習得しさまざまな分野で活躍する技能者の功績をたたえるとともに、技能尊重の気風を高めるために、市内居住の優れた技能者を表彰する「大分市技能者表彰」を行っています。
第43回目となる今年度は、「功労の匠」3名、「技能の匠」1名、「期待の匠」2名の、計6名の方々が受賞され、11月17日(火曜日)に表彰式を開催しました。
受賞された皆さんを紹介します。

功労の匠
表彰基準
- 60歳以上の者であること
- 優れた技能を有し、同一の職業に30年以上従事していること
- 技能を通じて後進の指導育成を行い、市の産業発展に寄与した者または貴重な技能により伝統文化の継承若しくは発展に寄与した者であること
受賞者
- 前田 紀夫 さん(佐野):防水施工
1級防水施工技能士、職業訓練指導員の資格を有し、その高い技能により厚生労働省「ものづくりマイスター」にも認定されています。長年にわたり業界団体の役員を務められ、積極的に勉強会を開き防水工事業に携わる技能者の技術力を高める努力をし、技能検定委員としても後進の指導育成に尽力するなど、業界の発展に貢献されています。
- 平山 憲治 さん(高城西町):左官
技能向上のために自己研鑽に努められ、1級左官技能士、職業訓練指導員の資格を取得し、その技能が認められ大分県技能顕功賞を受賞されています。大分県技能祭では技能ふれあい体験広場に参加し、左官職種の普及活動に尽力されており、また、業界団体においても役員を長く務め、業界の発展に貢献したことが評価され、数多く表彰されています。
- 宮﨑 泰範 さん(けやき台):調理(西洋料理)
主に氷彫刻部門において、数々の競技大会で優秀な成績を収められ、平成13年に大分市技能者表彰優秀技能賞を受賞し、その優れた技能は高く評価されています。業界の発展や後進の指導育成、氷彫刻文化の向上に尽力し、業界団体が行っている献血活動にも参加するなど、技能を通じて社会奉仕活動にも貢献されています。
技能の匠
表彰基準
- 40歳以上の者であること
- 優れた技能を有し、同一の職業に15年以上従事していること
- 各種技能大会等において優秀な成績を収めた者または技能が卓越していると認められる者であって、市の産業振興に寄与した者であること
受賞者
- 財前 岳 さん(中島西):調理(日本料理)
長年にわたり日本料理の技術研鑽に励み、卓越した包丁の技と、食文化の普及、後進の指導への功績が評価され、九州調理師会連合会より優秀調理師として表彰されています。大分県技能祭では、日本料理の展示や「包丁儀式」を披露するなど、技能の伝承にも尽力されており、また、福祉施設への料理慰問にも積極的に参加されるなど、技能を活かし地域貢献に努めています。
期待の匠
表彰基準
- 40歳未満の者であること
- 各種技能大会で優秀な成績を収めた者であって、技能習得の意識が高く、将来を特に嘱望される者であること
受賞者
- 吉田 三四郎 さん(古ケ鶴):電気工事
電気工事技術者として多くの資格を有し、その優れた技術は高く評価されています。全九州技能競技大会大分県大会では第2位、九州大会では第7位入賞という優秀な成績を収められており、今後の活躍が期待されています。
- 宮迫 悟 さん(今津留):型枠施工
1級型枠施工技能士をはじめとした多くの資格を有し、大分県技能祭技能コンクールで第1位の成績を収められています。難易度の高い型枠工事に携わっており、地域の発展に貢献するとともに、その優れた技術を後輩に伝承しています。