更新日:2021年11月12日
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大分市では、虐待を受けている子どもの早期発見や適切な保護・支援を図るため、福祉・教育・医療・保健・警察などで構成される、「大分市要保護児童対策地域協議会」を設置しています。
この要保護児童対策地域協議会の主催で、11月11日(木曜日)子育て支援や児童福祉などの支援者および、市民を対象に講演会を開催しました。
11回目となる今年は、コロナウィルス感染症が懸念される中でありましたが、幼少期の被虐待経験を基に、全国で児童虐待防止の活動・講演を行っておられる、児童虐待防止機構オレンジCAPO理事長の島田 妙子先生をお招きしました。
【日時】令和3年11月11日(木曜日)午後2時~午後3時40分
【場所】コンパルホール1階 文化ホール
【講師】島田 妙子氏(一般財団法人児童虐待防止機構オレンジCAPO 理事長)
【演題】「子どもたちの笑顔を守るために 私たちにできること」
【参加】218名
【会場の写真】
昨年度と同様に、市民にも参加を呼びかけ、児童虐待防止についての周知を図りました。
なお、コロナウィルス感染防止の取り組みとして、会場は定員の50%といたしました。
【講師の様子の写真】
実体験を交えたご講演をいただき、虐待されている子どもの心境に加え、虐待している親の心境も知ることができました。
島田先生のお話を通し、子どもを守ることに加え、親のこころも助けるという視点を持っていきたいと気付かされました。
参加者からは、
・母親を孤独にさせないために、自分がしている支援は重要なことであると自信が持てました
・虐待はどこか他人事と思っていましたが、先生の話と職場や家庭のかかわりがリンクしました
・赤ちゃんは可愛いのに、赤ちゃんの世話が嫌になっているお母さんの気持ちを話せる人が必要と思いました
など、たくさんの感想が寄せられました。
今後も、講演などを通して、児童虐待の未然防止に向けた意識の高揚に努めるとともに、市民や支援者が一緒に考え、意見を交わすことのできる場を創出していけるよう、活動を継続していきたいと思います。
子ども家庭支援センターでは、子育ての心配や子ども自身の悩み事など、0~18歳未満までの子どもに関するあらゆる相談を受けるところです。
福祉や心理の専門職、家庭相談員などが相談内容に応じて、利用できるサービスの紹介やカウンセリングを行い、よりよい解決や子どもの成長をお手伝いします。相談は無料です。相談の秘密は守られます。
また、子どもの激しい泣き声や保護者の怒鳴り声が聞こえる、夜遅く子どもだけで出歩いているなど、地域の心配な子どもに関する連絡・相談もお受けしています(児童虐待の通告受理機関となっています)。
ご相談の際は、お近くの子ども家庭支援センターまでお気軽にお問合せください。
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