第5期大分市地域福祉計画・第6次地域福祉活動計画(案)の概要 1.計画の位置付け 〇地域福祉計画 ・社会福祉法第107条に基づき市町村が策定する行政計画 ・「地域福祉の各分野における共通的な事項」を記載する福祉の上位計画 〇地域福祉活動計画 ・社会福祉法第109条に規定されている社会福祉協議会が策定する民間の「行動・活動」計画 地域福祉とは、住み慣れた地域で、お互いが支え合い助け合うことにより、誰もがそれぞれの個性を活かし、地域の一員として生活を送ることができる地域社会をつくることです。地域社会の担い手不足、地縁の希薄化などにより、地域における支え合いの機能低下や、地域が抱える課題が多様化しており、こうした課題を解決するためには、分野の枠や「支える側」「支えられる側」という従来の関係を越えた社会の構築が求められています。引き続き、地域福祉計画と地域福祉活動計画を一体的に策定することで、これまでの取り組みを継続しつつ、新たな課題にも対応していきます。 2.計画期間 〇令和6(2024)年度〜令和10(2028)年度 (5年間) 3.関連計画との一体的な策定 地域福祉計画と一体的に施策の展開を図るため下記計画を内包して策定 〇大分市成年後見制度利用促進基本計画 ・成年後見制度の利用の促進に関する法律第14条に基づく計画 〇大分市再犯防止推進計画 ・再犯の防止等の推進に関する法律第8条に基づく計画 〇大分市重層的支援体制整備事業実施計画 ・社会福祉法第106条の5に基づく計画 4.施策の体系 〇基本理念 支え合って 共に生きる ひとが主役のまちづくり 基本目標 1.お互いに支え合う人づくり (1)地域福祉活動への参加推進 @地域福祉への意識の醸成 (2)地域福祉に関する学びの機会充実 @地域課題解決にむけた人材養成A担い手の発掘・養成B活動しやすい環境づくり (3)人権教育・啓発 @地域での人権意識の啓発 基本目標 2.地域で支え合う場づくり (1)地域住民の交流促進 @地域活動へのきっかけづくりA地域と学校の連携B交流の場づくりや交流促進への支援C情報発信 (2)住民が地域活動に参加しやすい環境づくり @市社協の体制強化A住民相互の見守り支援活動の充実B地域活動への支援 基本目標 3.誰もが安心して暮らすための体制づくり (1)困りごとをキャッチしやすい環境づくり @分かりやすい情報提供A相談体制の充実 (2)誰もが相談しやすい支援体制の整備 @顔の見える関係の構築A生活困窮者への支援B市役所の体制整備C専門・相談機関の連携強化 (3)権利擁護の推進 @成年後見制度の利用促進A権利擁護における体制強化B再犯防止の推進 (4)安心して暮らせるための基盤づくり @地域特性に応じた移動支援A空き家等への対策B安全・安心の環境整備C地域防災力の強化