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更新日:2018年1月5日

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地元グルメ

大分グルメの切り札、にら豚&りゅうきゅう

とり天、だんご汁、やせうま、とりめし…。大分には美味しくて個性的なご当地グルメが沢山あり、市民の食卓にもごく普通に並ぶため、羨ましがられるほどです。
そして最近、人気急上昇のツートップが「にら豚」と「りゅうきゅう」。名前だけ聞いてもピンと来ないという方のために、それぞれ詳しくご説明します。

美味しく食べてスタミナ抜群の最強料理「にら豚」
大分市民に広く愛される料理「にら豚」

「にら」を豚肉、キャベツと一緒に炒め、醤油味ベースの甘辛いタレで仕上げるシンプルな料理が「にら豚」です。「にら」を使った料理といえば餃子、レバニラ炒め、ニラ玉などが浮かびますが、大分市内の一般家庭では「にら豚」のほうが定番。にら豚さえあれば、ご飯がどんどん進むという人もいます。
「にら」は、独特の匂いを発するアリシンをはじめβ-カロテン、ビタミンCなど抗酸化作用の高い栄養分が豊富で、生活習慣病や老化防止といった「健康効果」を発揮するといわれているほか、「ダイエット効果」「美容効果」「免疫力向上効果」なども期待されます。なかでもアリシンは豚肉に含まれるビタミンB1の吸収を高めるとされており、「にら豚」が美味しさだけでなく栄養面でも効果的ということがわかります。
大分市が「にら」の生産に力を入れ始めたのが昭和43年。市内の滝尾地区に始まり、現在では川添、松岡地区等も加わり32haもの面積で栽培されています。この特産品を使って昭和46年に市内の中華料理店が誕生させたメニューが「にら豚」で、現在では市内の多くの料理店で提供されています。
ちなみに日本一の「にら」産地として知られる高知にも「にら豚」という名前の料理があります。高知が「にらとん」と読むのに対して、大分では「にらぶた」。味付けも高知は塩コショウですが、大分では甘い九州醤油で、それぞれ独自の味を競っています。

「夏にら」「冬にら」を年間通じて出荷
ブランド人気が高まる「大分にら」
漁師気分で味わう「りゅうきゅう」はミステリアスな語源も魅力
ご飯のおかずにも酒の肴にもなる「りゅうきゅう」

“山の幸”を使った料理が「にら豚」だとすれば、大分の“海の幸”を豪快に使った料理が「りゅうきゅう」です。
「りゅうきゅう」とは、豊後水道で獲れた魚の刺身を独自のタレに漬け込んだもの。アツアツのご飯の上にのせた「りゅうきゅう丼」や「りゅうきゅう茶漬け」などアレンジ料理もあり、刻み海苔や大葉、ミツバなどトッピングも楽しめます。使われる魚は関あじ、関さば、カンパチ、タイ、ブリ、マグロとさまざま。もともと漁師のまかないメシとして食べ残した刺身や大漁で獲れすぎた魚を使ったのがルーツとされ、県内には津久見の「ひゅうが丼」、佐伯の「あつめし」といった似た料理もあります。
ここでもポイントになるのが、九州産の甘い醤油を使ったタレ。みりんで甘さを調整しながら生姜、ゴマ、酒などを混ぜ合わせ、こだわりの味を作り出します。大分市内のスーパーには「りゅうきゅうのタレ」も並んでいます。
誰もが気になるのが、その名の由来。「大分なのに、なぜ琉球?」と聞かれるのですが、諸説あり、キチンと答えられる人はなかなかいません。沖縄から伝えられたという説、茶人・千利休にちなんでゴマを使った料理を「利休和え」と呼ぶことに由来するという説のほか、タレに漬けた刺身が海に浮かぶ沖縄の島々に似ていたという説などがあります。その語源の謎を語り合うのも、「りゅうきゅう」の楽しみ方かもしれません。
生産者、料理店、市民が一体となって人気の高まりを後押しする「にら豚」と「りゅうきゅう」。大分グルメの定番メニューとなるのは間違いなさそうです。

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